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Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編

2.5 アラーム通知の設定を行う

管理者がCTのインストールされたPCを、1つ1つ管理するのは大変です。そこで、管理者の負担を軽減するために、メールにより情報を通知できます。

また、メールによる通知のときには、以下に示す情報をCSV形式のファイルとして添付できます。CSV形式のファイルのフォーマットは、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。

アラーム通知の設定では、Administratorsグループの権限が必要になります。

手順は、以下のとおりです。

  1. CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]を選択します。

    →[イベント設定]画面が表示されます。

  2. 以下の情報を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

    なお、メールにCSV形式のファイルを添付する場合は、[アラーム通知]の項目のチェックボックスをチェックします。

    【項目の入力】

    グループ

    項目

    説明

    [通知先設定]

    [メールサーバ](必須)

    アラーム通知に使用する際のメールサーバを指定します。

    [差出人](必須)

    アラーム通知の差出人のメールアドレスを指定します。

    [宛先](必須)

    アラーム通知の受信側のメールアドレスを指定します。
    指定できる文字数は、2047文字です。
    複数宛先を指定する場合はカンマで区切ってください。

    [通知スケジュール]

    [週単位]

    [週単位]を選択した場合は、メールを送信する曜日のチェックボックスをチェックし、[開始時刻]を指定します。

    [月単位]

    [月単位]を選択した場合は、メールを送信する[実行日]を入力し、[開始時刻]を指定します。

    [アラーム通知]

    [ライセンス違反]

    割り当てられていないライセンスソフトウェアを使用しているライセンス違反者の情報を通知します。

    [ユーザーID変更]

    PCのユーザーIDを変更した場合の変更情報を通知します。

    [メモリ変更]

    PCのメモリを変更した場合の変更情報を通知します。

    [IPアドレス変更]

    PCのIPアドレスを変更した場合の変更情報を通知します。

    [ネットワークカード変更]

    PCのネットワークカードを変更した場合の変更情報を通知します。

    [ディスク変更]

    PCのディスクドライブを変更した場合の変更情報を通知します。

    [ドライブ容量]

    PCのローカルディスクドライブが指定した使用率以上になった場合の情報を通知します。

    [ソフトウェア監視]

    PCに導入されているソフトウェアが検出された場合、その情報を通知します。

    監視対象のソフトウェアの定義は、[対象ソフトウェア]ボタンをクリックして[対象ソフトウェア一覧]画面で定義します。詳細は、以下の【ボタンのクリック】を参照してください。

    [レジストリ変更]

    指定したレジストリ値の変更が検出された場合の情報を通知します。

    なお、レジストリ値の指定は[対象レジストリ]ボタンをクリックして[レジストリ変更通知対象選択]画面で行います。詳しくは、以下の【ボタンのクリック】を参照してください。

    [Windowsログオン変更]

    PCのログイン名が変更した場合の変更情報を通知します。

    [ソフトウェアの追加と削除]

    ソフトウェアの追加と削除が行われた場合、その変更情報を通知します。

    【ボタンのクリック】

    • [詳細設定]ボタン

      以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

      項目

      説明

      [ポート番号]

      SMTPサーバの使用ポート番号を0~65535の間で設定します。本項目が未入力の場合は25番ポートが自動設定されます。また、上記の範囲以外のポート番号を指定した場合、または不正なポート番号を設定した場合はエラーとなります。

      [認証を行う]

      SMTP認証を行う場合にチェックを入れてください。

      以降の項目が活性化されます。

      [認証方式]

      認証方式を、AUTO、CRAM-MD5、LOGIN、PLAINから選択します。デフォルト値はAUTOです。
      AUTOを選択した場合は、認証方式を以下の順で自動判定します。
        1) CRAM-MD5
        2) PLAIN
        3) LOGIN

      [ユーザーID]

      選択した認証方式に必要なユーザーIDを半角英数字64文字以内で入力します。

      認証方式を選択したにもかかわらず本項目が未入力の場合は、エラーとなります。

      [パスワード]

      選択した認証方式に必要なパスワードを半角英数字64文字以内で入力します。

    • [オプション設定]ボタン

      アラーム通知の運用では使用しません。

    • [対象ソフトウェア]ボタン

      画面の左側のツリービューには、メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]で設定されたソフトウェアが表示されます。アラーム通知の対象としたいソフトウェアを選択します。

      • セキュリティパッチ未適用のPCをアラーム通知する場合

        アラーム通知の対象とするセキュリティパッチの未適用情報を選択します。

      • ウイルスパターンファイルが古いPCをアラーム通知する場合

        アラーム通知の対象とするウイルスパターンファイルを選択します。

      • 禁止ソフトウェアをインストールしているPCをアラーム通知する場合

        アラーム通知の対象とする禁止ソフトウェアを選択します。

      なお、ソフトウェア辞書が更新されるたびにソフトウェアが追加されます。追加されたソフトウェアをアラーム通知の対象とする場合は、ソフトウェア辞書が更新されたあとで、各カテゴリから選択する必要があります。ソフトウェア辞書の設定は、“2.2 監査するソフトウェアを設定する”を参照してください。

      [ソフトウェア監視]に指定するものを選択し、画面中央の[->]ボタンをクリックします。

      すべての登録が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。

    • [対象レジストリ]ボタン

      画面には、[ポリシーグループ管理]で登録されたレジストリ値が表示されます。レジストリ値の設定については、“3.1.1 クライアントの動作設定を行う”を参照してください。

      チェックボックスをチェックすることにより、アラーム通知の対象になります。

    • [送信文編集]ボタン

      送信されるメールの件名を[アラーム・メール-件名]テキストボックスに、メールの本文を[アラーム・メール本文]テキストボックスと[アラーム・メール本文(アラーム情報なし)]テキストボックスに入力し、[登録]ボタンをクリックします。

      なお、アラーム情報がある場合は[アラーム・メール本文]が、アラーム情報がない場合は[アラーム・メール本文(アラーム情報なし)]がメールの本文として送信されます。