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Systemwalker Desktop Patrol V14g 解説書

2.1.6 セキュリティ情報

セキュリティ情報として、以下の機能を提供します。

自動ログオン、スクリーンセーバ起動など、セキュリティ設定が低いPCを特定できます。

管理者は、コンピュータウィルスの脅威やセキュリティホールなど、セキュリティ上の問題のあるPCを特定でき、PCの防御能力を高めます。

セキュリティ情報は、メインメニューの[PC情報]-[セキュリティ情報]画面で表示されます。

ただし、Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0より前のバージョンがインストールされているPCや、コマンドモードCTで収集したPCのセキュリティ情報は参照できません。

セキュリティ情報(システムセキュリティ情報とユーザーセキュリティ情報)は、使用しているOS(Operating System)によって、収集可能なセキュリティ情報が異なり、確認できる項目が異なります。

収集できるセキュリティ情報、および表示イメージは以下のとおりです。


システムセキュリティ情報

OSごとに収集可能なシステムセキュリティ情報を以下に示します。

分類

情報

2000

XP

2003

2003
x64

Vista

Vista
64bit

7

7
64bit

2008

2008
64bit

備考

ハードウェア(注1)

BIOS起動パスワード

  

BIOS設定パスワード

  

BIOSハードディスクパスワード

  

OS

自動ログオン

  

ようこそ画面

Windows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008の場合、必ず「表示する」が設定されます。

最後のユーザー名

  

Guestアカウントのセキュリティ

  

自動更新の設定

  

ユーザーアカウント制御(UAC)

  

安全でない共有フォルダ

  

スタンバイ回復時のパスワード入力

  

アプリケーション

ファイアウォール(注2)

  

ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索(注3)

  

ウイルス対策ソフトウェアの定時スキャン状況(注4)

  

ウイルス対策ソフトウェアのスキャン対象範囲(注5)

  

○:収集できます。

△:OSや機種によっては、収集できない場合があります。

-:収集しない、または該当情報なし。

2000:Windows® 2000

XP:Windows® XP

2003:Windows Server® 2003

2003 x64:Windows Server® 2003 x64 Edition

Vista:Windows Vista®

Vista 64bit:Windows Vista® 64ビット版

7:Windows® 7

7 64bit:Windows® 7 64ビット版

2008:Windows Server® 2008

2008 64bit:Windows Server® 2008 64ビット版

注1)

機種によっては、情報が収集できない場合があります。情報が収集できなかった場合は“収集不可”が設定されます。サポートしているか機種かどうかを確認するためのコマンド(BIOSパスワード設定状況確認ツール)が、Systemwalker技術情報ホームページで公開していますので、このコマンドを使用して事前確認を行ってください。

注2)

各製品のファイアウォール機能は以下の表記ですが、本書では総称して「ファイアウォール」とよびます。

  • Microsoft Windowsの場合:「Windowsファイアウォール」

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「パーソナルファイアウォール」

  • Symantec Norton AntiVirusの場合:「ファイアウォール 機能」

  • McAfee VirusScanの場合:「ポートブロック」

注3)

各ウィルス対策ソフトのリアルタイムスキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「リアルタイム検索」とよびます。

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「リアルタイム検索機能」

  • Symantec Norton AntiVirusの場合:「AutoProtect 機能」

  • McAfee VirusScanの場合:「オンアクセススキャン機能」

注4)

各ウイルス対策ソフトの定時スキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「定時スキャン」とよびます

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「予約検索」

  • Symantec Norton AntiVirusの場合:「定時スキャン」

  • McAfee VirusScanの場合:「オンデマンドスキャン」

注5)

各ウイルス対策ソフトの定時スキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「スキャン対象範囲」とよびます

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「検索するファイル」

  • Symantec Norton AntiVirusの場合:「ファイルの種類」

  • McAfee VirusScanの場合:「スキャンアイテム」


サポート対象の製品一覧および監査可能なリアルタイム検索、ファイアウォール、定時スキャン、スキャン対象範囲は以下のとおりです。

2009/10月時点

メーカ

製品名

バージョン

リアルタイム検索

ファイアウォール

定時スキャン

スキャン対象範囲

Microsoft®

Windows® XP

SP2, SP3

Windows Vista®

なし, SP1,SP2

Windows® 7

なし

Windows Server® 2003

SP1,SP2

Windows Server® 2008

なし,SP2

TrendMicro

ウイルスバスター

2006,2007,2008,2009

ウイルスバスター Corp.Edition

Ver7.3

ウイルスバスター Corp.Edition

Ver8.0

ウイルスバスター Corp.Edition アドバンス

Ver7.3, 8.0

ウイルスバスター ビジネスセキュリティ

3.5

ウイルスバスター ビジネスセキュリティ

3.6

Symantec

Endpoint Protection

11

AntiVirus Corporate Edition

10.x

Client Security

3.1, 3.0

Norton AntiVirus

2006,2007

Norton AntiVirus

2008,2009

Norton Internet Security

2006,2007

Norton Internet Security

2008,2009

McAfee

VirusScan

2004,2005,2006

VirusScan Plus

2007,2008,2009

VirusScan Enterprise

7.1

VirusScan Enterprise

8.5i,8.7i

Internet Security Suite

2007,2008,2009

Managed Total Protection

4.0,4.5.1

○:監査できます。

-:監査しない、または該当機能なし。


ユーザーセキュリティ情報

OSごとに収集可能なユーザーセキュリティ情報を以下に示します。

分類

情報

2000

XP

2003

2003
x64

Vista

Vista
64bit

7

7
64bit

2008

2008
64bit

備考

OS

スクリーンセーバー

  

スクリーンセーバー起動までの時間

  

スクリーンセーバーパスワード

  

ログオンユーザーのセキュリティ

  

Internet Explorer

インターネットゾーン

  

アプリケーション

Googleデスクトップ「複数のコンピューター上のデータ検索」

  

○:収集できます。

2000:Windows® 2000

XP:Windows® XP

2003:Windows Server® 2003

2003 x64:Windows Server® 2003 x64 Edition

Vista:Windows Vista®

Vista 64bit:Windows Vista® 64ビット版

7:Windows® 7

7 64bit:Windows® 7 64ビット版

2008:Windows Server® 2008

2008 64bit:Windows Server® 2008 64ビット版