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ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

3.3.3 iSCSIインタフェース・ストレージ装置の設定値(iSCSI)

サーバ側では物理サーバとiSCSIアダプタのIQN、ストレージ側ではiSCSIアダプタのIQNとストレージのボリュームとの関係を定義し、システムを設計します。
以下にiSCSIインタフェースの2ポートを使い、マルチパスでストレージに接続するときの例を示します。
詳細については、各ストレージ製品のマニュアルを参照してください。

図3.9 IQNのシステム設計


使用するIQNの決定

iSCSIを利用するには、使用するIQNを決定します。
iSCSIで使用するIQNを決定し、サーバ側にはOS(業務)と物理サーバを関連付け、ストレージ側にはボリュームを関連付けます。
IQNは以下で構成されます。

IQNは、一意である必要があります。
サーバ名や、"I/O仮想化オプション"で提供された該当するサーバのネットワークインタフェースに、割当て予定のMACアドレスなどをIQNの一部として使用することで、一意のIQNを作成してください。
IQNが重複している状態で、同時にアクセスを行うとデータを破壊してしまう可能性があります。
"I/O仮想化オプション"で提供された仮想MACアドレスを使用する場合の例を以下に示します。

MACアドレスが00:00:00:00:00:FFの場合

IQN iqn.2010-04.com.fujitsu:0000000000ff

決定したIQNは、サーバ側の設計とストレージ側の設計で使用します。