ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

1.1 特長

本製品は、サーバシステムの運用性と可用性の向上を実現するサーバ管理ソフトウェアです。物理サーバやサーバ仮想化ソフトウェア(VMwareなど)による仮想サーバを一括して管理できます。

本製品で提供する機能は、管理対象のハードウェア環境によって異なります。詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「1.2 ハードウェア環境」の「注意」を参照してください。

本製品には、以下のような特長があります。

I/O仮想化

サーバのI/Oアダプタ(HBA)は、出荷時に世界で唯一の物理アドレスWWN(World Wide Name)が付与され、ストレージネットワーク側からサーバを識別するために利用されています。このため、従来、サーバの増設、保守(交換)およびサーバ切替え時に、必ずストレージネットワーク側のWWNの設定変更が必要でした。本製品では、このWWNの代わりに、サーバの運用に合わせたWWNをサーバ側に設定し、サーバ側でI/O制御を可能とする2つのI/O仮想化技術(HBA address renameとVIOM)を取り入れています。
VIOMでは、ネットワークアダプタ(NIC)のMACアドレス、ブート設定およびネットワーク設定についても仮想化できるため、MACアドレスを参照するソフトウェアやネットワーク機器についても、設定を変更する必要はありません。

注意

  • HBA address renameを利用するには、"I/O仮想化オプション"が必要です。

  • VIOM連携を利用するには、本製品の管理サーバ上に、ServerView Virtual-IO Managerのインストールが必要です。