Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
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第1章 概要> 1.3 Interstage ディレクトリサービスの特徴と構成

1.3.2 Interstage ディレクトリサービスの構成

 Interstage ディレクトリサービスのコンポーネント構成を以下に示します。

標準データベースを利用した構成

Interstage ディレクトリサービス

 Interstage ディレクトリサービスは、LDAPサーバ、およびFujitsu Enablerで構成されています。

 LDAPサーバ
 LDAPのAPIを利用したアプリケーションからの要求を受け付け、情報の取り出し、および格納を行うプログラムです。
 データベース
 情報を格納するデータベースです。標準データベースとして、Fujitsu Enablerを使用しています。

Interstage ディレクトリサービスクライアント

 Interstage ディレクトリサービスクライアントは、LDAP APIおよびLDAPコマンドで構成されています。

 LDAP API(C,Java)
 Application Server上で、LDAPのアプリケーションからInterstage ディレクトリサービスにアクセスするためのライブラリです。Java言語用、およびC言語用があります。C言語用APIは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用できます。
 LDAPコマンド
 Interstage ディレクトリサービスサーバ上の情報を簡単に操作(検索/追加/削除/更新)するためのコマンド群です。

エントリ管理ツール

 Interstage ディレクトリサービスサーバ上の情報を簡単に操作(検索/追加/削除/更新)するためのGUIベースのツールです。

RDBを利用した構成(*)

 情報を格納するデータベースとして、標準データベースだけでなく、RDB(Symfoware Server、およびOracleデータベース)を使用することができます。
 管理するエントリ数が1万件までの場合には標準データベースを、1万件を超える場合にはRDBをお使いください。

 (*)RDBは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用できます。Windows Server(R) for Itanium-based Systems、およびLinux(RHEL-AS4(IPF)/RHEL5(IPF))の場合は、標準データベースを利用できませんので、RDBを利用してください。


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