Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
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目次
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1.3.1 Interstage ディレクトリサービスの特徴
Interstage ディレクトリサービスには、以下の特徴があります。
- インターネット標準であるLDAP V3に準拠しています。
- RDB(リレーショナルデータベース)を利用できます。(*)
1万件を超えるエントリ(ユーザ情報やポリシー情報)を管理する場合は、RDBをお使いください。
- 大規模構成で運用できます。
10万件を超えるエントリの管理ができます。
- 大規模でも安定したレスポンスを得られます。
ディレクトリのエントリを格納するデータベースにRDBを採用しており(*)、RDBの高性能な検索機能を利用することで、大量なアクセスに対しても安定したレスポンス時間を実現できます。
- 使い慣れたツールで簡単に操作でき、TCO削減につながります。
データベースシステムの種類を1つのRDBに統一することができ、既存のRDB運用で利用していたユーティリティ、ツールを使用して、容易に運用管理ができますので、コスト削減につながります。
- データの整合性を保障します。
RDB製品の強力なバックアップ・リカバリ機能、データ一貫性の保持、およびセキュリティ機能を利用できますので(*)、万が一の異常発生時に、データの整合性を保障します。
- API(Java言語用およびC言語用)を使用してInterstage ディレクトリサービスにアクセスすることにより、Application Server上のアプリケーションにおいて必要な情報を、簡単にInterstage ディレクトリサービスに格納し、取り出すことができます。
- Interstage ディレクトリサービス上の情報を簡単に操作(検索/追加/削除/更新)するために、irepmodifyent、irepaddrole、ldapmodify、ldapsearch、ldapdeleteコマンド、および、エントリ管理ツールを提供しています。
- Interstage管理コンソールを使用することにより、リポジトリを容易に構築することができます。
(*)RDBは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用できます。
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