Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
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第4章 ログ情報、ポート番号

4.2 ポート番号

Interstage Applicatin Serverが使用するポート番号を記載します。

システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいてそれぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。万が一、同じポート番号を設定してサービスを運用した場合、クライアントからのアクセスができないなど、正常に動作することができません。以下に示したポート番号がすでに使用されている場合は、別の番号に設定し直してください。

サービス名/機能名

用途

ポート番号/
プロトコル

CORBAサービス

CORBAサービスのポート番号

8002/tcp
(任意に変更可能)

CORBAサービスのSSLのポート番号

4433/tcp
(任意に変更可能)

Interstage HTTP Server

Interstage HTTP Serverのポート番号

80/tcp
(任意に変更可能)

バーチャルホストのポート番号

1から65535までの未使用のポート番号/tcp

Interstage JMXサービス

Interstage JMXサービスのポート番号

12210/tcp
(任意に変更可能)

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求を受け付けるポート番号

12200/tcp
(任意に変更可能)

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をSSL通信(HTTPS)で受け付けるポート番号

12220/tcp
(任意に変更可能)

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をRMI通信で受け付けるポート番号

12230/tcp
(任意に変更可能)

IJServerの使用時、IJServer情報取得の要求を受け付けるポート番号

不定/tcp

Interstage JMXサービスの再起動時に、IJServerとの接続を復元する際に使用するポート番号

不定/tcp

Interstage管理コンソール

Interstage管理コンソールのポート番号

12000/tcp
(任意に変更可能)

Interstage管理コンソール用Servletサービス

Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号

8909/tcp
(任意に変更可能)

Servletサービス

Servletサービスのポート番号

任意/tcp

Interstage シングル・サインオン

セション管理サーバのポート番号

10555/tcp
(任意に変更可能)

Interstageディレクトリサービス

リポジトリのポート番号

389/tcp
(任意に変更可能)

リポジトリのSSLのポート番号

636/tcp
(任意に変更可能)

リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)が使用するポート番号

9700/tcp
(任意に変更可能)

リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)のデータストアが使用するポート番号

6000〜65535のうちのリポジトリ生成時に使用されていない番号/tcp
(任意に変更可能)

CORBAサービス

CORBAサービスのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

8002/tcp

マニュアル記載箇所

“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”の“config”

ポート番号の設定箇所

以下のいずれか

  • Interstage管理コンソールの
    [システム] > [環境設定]タブ > [CORBAサービス詳細設定]の[ポート番号]
  • 以下の動作環境ファイル(config)のIIOP_port

     C:\Interstage\ODWIN\etc\config

     /etc/opt/FSUNod/config

     /etc/opt/FJSVod/config
     

備考

なし

CORBAサービスのSSLのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

4433/tcp

マニュアル記載箇所

“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”の“config”

ポート番号の設定箇所

以下のいずれか

  • Interstage管理コンソールの
    [システム] > [環境設定]タブ > [CORBAサービス詳細設定] の[SSLリスンポート番号]
  • 以下の動作環境ファイル(config)のUNO_IIOP_ssl_port

     C:\Interstage\ODWIN\etc\config

     /etc/opt/FSUNod/config

     /etc/opt/FJSVod/config
     

備考

なし

Interstage HTTP Server

Interstage HTTP Serverのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

80/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“環境設定”−“環境定義ファイル”−“ポート番号とIPアドレスの設定”

ポート番号の設定箇所

以下のいずれかで設定します。

  • Interstage管理コンソールの
    [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [環境設定]タブ > [ポート番号]
  • 以下の環境定義ファイルのListenディレクティブ

     C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf\httpd.conf

     /var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf/httpd.conf

備考

Webサーバでは、一般的に以下のポート番号を使用します。80および443以外のポート番号を指定する場合、Well Knownポートである1から1023はポートの衝突の危険性があるため、注意してください。

  • HTTP(SSL未使用時):80
  • HTTPS(SSL使用時):443

Interstage HTTP Serverのバーチャルホストのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

1から65535までの未使用のポート番号/tcp

マニュアル記載箇所

“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“環境設定”−“環境定義ファイル”−“バーチャルホストの設定”

ポート番号の設定箇所

以下のいずれかで設定します。

  • Interstage管理コンソールの
    [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [新規作成] > [IPアドレス]および[ポート番号]
  • Interstage管理コンソールの
    [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名] > [環境設定] > [IPアドレス]および[ポート番号]
  • 以下の環境定義ファイルのListenディレクティブ、NameVirtualHostディレクティブ、<VirtualHost>セクション

     C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf\httpd.conf

     /var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf/httpd.conf

備考

なし

Interstage JMXサービス

Interstage JMXサービスのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

12210/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ”

ポート番号の設定箇所

以下の環境定義ファイルの“port”タグのinternal属性

 C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
 (C:\Interstageにインストールしている場合)

 /etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

備考

なし

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求を受け付けるポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

12200/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ”

ポート番号の設定箇所

以下の環境定義ファイルの“port”タグのrmi属性

 C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
 (C:\Interstageにインストールしている場合)

 /etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

備考

なし

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をSSL通信(HTTPS)で受け付けるポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

12220/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ”

ポート番号の設定箇所

以下の環境定義ファイルの“port”タグのhttps属性

 C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
 (C:\Interstageにインストールしている場合)

 /etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

備考

なし

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をRMI通信で受け付けるポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

12230/tcp(任意に変更可能)
指定を省略した場合には、未使用のポートが自動的に使用されます。

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ”

ポート番号の設定箇所

以下の環境定義ファイルの“port”タグのrmiinvoke属性

 C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
 (C:\Interstageにインストールしている場合)

 /etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

備考

なし

IJServerの使用時、IJServer情報取得の要求を受け付けるポート番号

固定/不定

不定

ポート番号/プロトコル

不定/tcp

マニュアル記載箇所

なし

ポート番号の設定箇所

なし

備考

使用されるポート番号はIJServer起動時にエフェメラルポートが自動的に割り振られます。エフェメラルポートの範囲はOSによって異なります。以下は各OSのデフォルトの設定でのエフェメラルポートの範囲になります。

 1024〜5000

 32768〜65535

 49152〜65535

Interstage JMXサービスの再起動時に、IJServerとの接続を復元する際に使用するポート番号

固定/不定

不定

ポート番号/プロトコル

不定/tcp

マニュアル記載箇所

なし

ポート番号の設定箇所

なし

備考

使用されるポート番号はInterstage JMXサービス起動時にエフェメラルポートが自動的に割り振られます。エフェメラルポートの範囲はOSによって異なります。以下は各OSのデフォルトの設定でのエフェメラルポートの範囲になります。

 1024〜5000

 32768〜65535

 49152〜65535

Interstage管理コンソール

Interstage管理コンソールのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

12000/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの構成”−“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”

ポート番号の設定箇所

以下の環境定義ファイルのListenディレクティブで設定します。

 C:\Interstage\gui\etc\httpd.conf

 /etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf

備考

なし

Interstage管理コンソール用Servletサービス

Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

8909/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号の変更”

ポート番号の設定箇所

  • %IS_HOME%\F3FMjs2su\conf\jswatch.confの[containername].port定義
  • %IS_HOME%\F3FMjs2su\conf\jsgw_apapi.confのApJServDefaultPort定義
  • %IS_HOME%\F3FMjs2su\conf\jscontainer.xmlのParameterタグ

  • /etc/opt/FJSVjs2su/jswatch.confの[containername].port定義
  • /etc/opt/FJSVjs2su/jsgw_apapi.confのApJServDefaultPort定義
  • /etc/opt/FJSVjs2su/jscontainer.xmlのParameterタグ

備考

なし

Servletサービス

Servletサービスのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

任意/tcp

マニュアル記載箇所

“使用上の注意”の“各サービスで使用するポート番号の設定について”

ポート番号の設定箇所

  • Servletコンテナ側の設定
    以下のいずれか
    • Interstage管理コンソールの
      [ワークユニット] > [新規作成]タブ > [Servletコンテナ設定] > [ポート番号]
    • Interstage管理コンソールの
      [ワークユニット] > "ワークユニット名" > [環境設定]タブ > [詳細設定] > [Servletコンテナ設定] > [ポート番号]
  • Webサーバコネクタ (注)
    以下のいずれか
    • Interstage管理コンソールの
      [Webサーバ] > "Webサーバ名" > [Webサーバコネクタ] > [新規作成]タブ > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]
    • Interstage管理コンソールの
      [Webサーバ] > "Webサーバ名" > [Webサーバコネクタ] > "ワークユニット名" > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]

注) WebサーバコネクタとServletコンテナが別システム([システム] > [環境設定]タブ > [Servletサービスの詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で[運用しない]を選択)の場合のみ有効です。

備考

なし

Interstage シングル・サインオン

セション管理サーバのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

10555/tcp (任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“Interstage管理コンソール ヘルプ”

ポート番号の設定箇所

Interstage管理コンソールの
[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブ > [セション管理詳細設定[表示]] > [通信の設定] > [ポート番号]

備考

なし

Interstageディレクトリサービス

リポジトリのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

389/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成”

ポート番号の設定箇所

Interstage管理コンソールの
[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブの[通常(非SSL)ポート番号]

備考

なし

リポジトリのSSLのポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

636/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所

“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成”

ポート番号の設定箇所

Interstage管理コンソールの
[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブの[SSLポート番号]

備考

なし

リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)が使用するポート番号

固定/不定

固定

ポート番号/プロトコル

9700/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所


“インストールガイド”の“Fujitsu Enabler”


“インストールガイド”の“その他”-“注意事項”-“Fujitsu Enablerを使用する場合の注意事項”


“インストールガイド”の“Fujitsu Enabler”

ポート番号の設定箇所

  • 確認方法
     %windir%\system32\drivers\etc\servicesファイルのomsservdの部分
  • 設定方法
     %IS_HOME%\Enabler\server\bin\omschangeport.exe -u "新しいポート番号"

  • 確認方法
     echo $OMS_SERVICE
  • 設定方法
     /opt/FJSVena/server/bin/omschangeport -u "新しいポート番号"

  • 確認方法
     echo $OMS_SERVICE
  • 設定方法
     /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport -u "新しいポート番号"

 詳細は、「マニュアル記載箇所」のマニュアルを参照してください。

備考

なし

リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)のデータストアが使用するポート番号

固定/不定

不定

ポート番号/プロトコル

6000〜65535のうちのリポジトリ生成時に使用されていない番号/tcp(任意に変更可能)

マニュアル記載箇所


“インストールガイド”の“Fujitsu Enabler”


“インストールガイド”の“その他”-“注意事項”-“Fujitsu Enablerを使用する場合の注意事項”


“インストールガイド”の“Fujitsu Enabler”

ポート番号の設定箇所

  • 確認方法
     %IS_HOME%\Enabler\server\bin\omslist.exe -lで出力される「port」の値
  • 設定方法
     %IS_HOME%\Enabler\server\bin\omschangeport.exe "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"

  • 確認方法
     /opt/FJSVena/server/bin/omslist -lで出力される「port」の値
  • 設定方法
     /opt/FJSVena/server/bin/omschangeport "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"

  • 確認方法
     /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omslist -lで出力される「port」の値
  • 設定方法
     /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"

 詳細は、「マニュアル記載箇所」のマニュアルを参照してください。

備考

なし


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