Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
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第10章 コンポーネントトランザクションサービス使用時の異常> 10.2 ワークユニット使用時の異常発生時の対処

10.2.2 ワークユニット起動コマンド無応答

 以下にワークユニット起動コマンド無応答となる原因の可能性について説明します。

ワークユニット出口プログラム(前処理)がハングアップ

 ワークユニット起動時に呼び出されるワークユニット出口プログラム(前処理)が復帰していない場合、コマンドが無応答となります。

モジュール不整合によるハングアップ

 以下の条件の場合、ワークユニット起動時に参照するリンクライブラリの参照先を誤り、コマンドが無応答になります

 この場合、ワークユニット定義で指定したカレントディレクトリのstderrに次のメッセージを出力し、ワークユニット起動コマンドがハングします。

libc internal error: _rmutex_unlock: rmutex not hold.

 本現象が発生した場合は、ワークユニット起動コマンドプロセスと、サーバアプリケーションプロセスをkillしてハング状態を解除してください。
 ワークユニット定義の“LIBRARY for Application”に以下を指定し、再度ワークユニット起動コマンドを実行してください。

/opt/FSUNod/lib/nt
/opt/FJSVod/lib/nt

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