Interstage HTTP Server 運用ガイド
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3.2.25 通信プロセスに対する権限の設定(Solaris/Linux)
通信プロセスに対する権限は、環境定義ファイル(httpd.conf)において、以下に示すディレクティブを使用して設定します。
- Servletサービス利用時に通信プロセスの実行権限を変更した場合は、Webサーバを起動する前に、Webサーバコネクタのログ出力ディレクトリの所有ユーザを、環境定義ファイル(httpd.conf)のUserディレクティブで指定したユーザに変更し、ログ出力ディレクトリに書き込み権限を付与する必要があります。ログ出力ディレクトリに書き込み権限がない場合は、Webサーバコネクタのログファイルを世代管理できません。
Webサーバコネクタのログ出力ディレクトリは、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバコネクタ] > [ログ設定]タブの“ログ出力ディレクトリ”で確認できます(Interstage管理コンソールの管理サーバで運用する場合の操作方法については、“運用ガイド(基本編)”の“マルチサーバ管理機能”−“Interstageの運用”−“IJServerの運用”−“ログ参照”を参照してください)。初期設定として、“/opt/FJSVjs5/logs/jk2/(Webサーバ名)”が設定されています。
- Webサーバコネクタの故障監視機能を利用する場合で、インストール時のセキュリティ設定として“強化セキュリティモード”を選択した場合、またはissetsecuritymodeコマンドを使用して“強化セキュリティモード”で権限設定を行った場合は、以下のファイルおよびディレクトリのグループをGroupディレクティブに指定したグループに変更する必要があります。グループを変更しない場合、Webサーバコネクタの故障監視機能は動作しません。なお、複数のWebサーバでWebサーバコネクタの故障監視機能を利用する場合は、各WebサーバのGroupディレクティブに同じグループ名を指定してください。
- /var/opt/FJSVsvmon/.svmonsock(注)
- /var/opt/FJSVsvmon/log/svmon_api.log*(注)
- /var/opt/FJSVsvmon
- /var/opt/FJSVsvmon/log
注)本ファイルは、インストール直後は存在しません。インストール後のシステムのリブート時に、自動的にGroupディレクティブに設定したグループでファイルが作成されるため、手動で設定を変更する必要はありません。
通信プロセスの実行権限を、ユーザ“apache”、グループ“apache”に設定する場合
関連ディレクティブ
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