Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド |
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第7章 認証サーバ間連携 | > 7.1 概要 |
認証サーバ間連携を行うシステムにおけるセションの管理について説明します。
利用者のセションは、認証サーバ間連携を行う場合も、認証してからサインオフするまでを1つのセションとして管理されます。
認証サーバ間連携を行うInterstage シングル・サインオンシステム全体で1つのセションを監視しますが、自シングル・サインオンシステムと相手シングル・サインオンシステムでは、セションの監視方法が異なります。
以下に、セションの監視方法と、セションの管理機能の動作について、自シングル・サインオンシステム利用者の場合を例に説明します。
注)セションのキャッシュ時間については、認証サーバのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[認証サーバ間連携サービス詳細設定[表示]]をクリックし、[自シングル・サインオンシステムの情報]の[セションのキャッシュ時間]で設定します。
利用者は、利用したどのInterstage シングル・サインオンシステムにおいても、サインオフを実施することができます。利用したいずれか一つのInterstage シングル・サインオンシステムにおいてサインオフを実施することで、利用したすべてのInterstage シングル・サインオンシステムからサインオフできます。
自シングル・サインオンシステム利用者が、各システムにおいて強制サインオンした場合、すでにサインオンしている利用者のセションの状態は、以下のように各システムにおいて異なります。
なお、自シングル・サインオンシステムに設定されている[強制サインオン]の設定は、自シングル・サインオンシステム利用者に対してだけ有効となります。
以下の点に注意して実施してください。
利用者のアイドル状態は、認証サーバ間連携を行っているInterstage シングル・サインオンシステム全体で監視します。アイドル監視時間は、利用者が認証を行うシステムに設定したシングル・サインオンシステムのリポジトリサーバに設定されている[アイドル監視時間]が有効となります。利用者がアクセスする業務システムが属するシングル・サインオンシステムのリポジトリサーバの設定には依存しません。
認証サーバ間連携を行っているシングル・サインオンシステム全体に対して、再認証の間隔に設定した時間が経過した後、再認証が求められます。
自シングル・サインオンシステム利用者は、自シングル・サインオンシステムに設定されている再認証の間隔によって再認証が求められます。
利用したどのInterstage シングル・サインオンシステムでも、前回サインオン日時の確認を行うことができます。
セションの管理を行わないシステムでは、セションの監視方法、およびセションの管理機能の動作が異なります。詳細については、“使用上の注意”の“注意事項”-“Interstage シングル・サインオンの注意事項”-“認証サーバ間連携に関する注意事項”を参照してください。
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