| Linkexpress Transactional Replication option説明書 | 
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| 第2部 TRO | > 第8章 DBサービス定義 | > 8.3 DBサービス定義の定義文 | 
EXTRACT定義文は、入力データのデータ項目の編集方法を定義する定義文です。
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 EXTRACT  | 
1つのDBサービスグループ内で一意なEXTRACT識別名を指定します。
指定値については、以下に示す規約に従ってください。
データ項目の選択または結合する入力データを定義したINTABLE識別名を指定します。
データ項目を編集または結合することを指定します。本オペランドは省略可能です。
"on"を指定してください。
データの編集情報を指定します。オペランドの項目情報の指定により、入力データ項目の選択、入力データ項目の結合および定数を持つ項目の追加が可能です。定数を持つ項目は"定数項目"と呼びます。
項目情報は最大1024個指定できます。また、編集後の各項目の項目長の合計は32000バイト以内で指定してください。
すべての入力データ項目を選択する場合、オペランド値に"*"を指定します。または本オペランドを省略します。
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 SELECT = *  | 
個々の項目情報を指定する場合の形式は以下のとおりです。
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 SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (項目情報) [ , …] )  | 
先頭および2番目の項目情報は、このとおり指定してください。これらは逐次差分反映機能の特殊項目(逐次差分反映機能の動作を制御するための項目)を意味します。特殊項目を省略/変更した場合、逐次差分反映の動作は保証されません。
項目情報の指定には以下の種類があります。
入力データ項目の選択/入力データ項目の結合時に指定する入力データ項目名は、INTABLE定義文のITEMオペランドに指定した入力データ項目名と対応します。なお、"XITM"で始まる入力データ項目名は指定できません。
入力データ項目を選択します。指定形式は以下のとおりです。
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 入力データ項目名  | 
入力データ項目を結合します。指定形式は以下のとおりです。
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 入力データ項目名&入力データ項目名[&…]  | 
入力データ項目名の間に"&"を記述します。
入力データ項目名の結合の詳細については、Linkexpressのマニュアルを参照してください。
定数項目を追加します。指定形式は以下のとおりです。
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 @CONST(データ,属性)  | 
定数項目として指定できる属性の一覧を、"表:文字列の属性(定数項目)"および"表:数値の属性(定数項目)"に示します。
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 属性  | 
 指定値  | 
 項目長  | 
 データの記述形式  | 
|---|---|---|---|
| 
 固定長文字列  | 
 char(n)  | 
 n  | 
 引用符「'」で囲んだ文字列の形式です。 例:@CONST('ABC',char(4))  | 
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 可変長文字列  | 
 vchar(n)  | 
 n + 2  | 
| 
 属性  | 
 指定値  | 
 項目長  | 
 データの記述形式  | 
|
|---|---|---|---|---|
| 
 整数  | 
 int  | 
 4  | 
 符号および数字で記述します。 例:@CONST(100000,int)  | 
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| 
 半語整数  | 
 sint  | 
 2  | 
||
| 
 ゾーン10進数  | 
 zone(p[,q])  | 
 p:桁数(1〜18)  | 
 p  | 
 符号、数字および小数点で記述します。 例:@CONST(10,zone(2))  | 
| 
 パック10進数  | 
 pack(p[,q])  | 
 p ÷ 2 + 1  | 
||
個々の項目情報の指定例を以下に示します。
| 
 SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (ITEM1) , (ITEM2&ITEM3&ITEM4), (@CONST(1,sint)))  | 
ITEM1を選択、ITEM2/ITEM3/ITEM4を結合、定数項目(半語整数の固定値"1")を追加しています。
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