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			Linkexpress Transactional Replication option説明書
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4.4 Symfoware/RDB環境の作成
逐次差分反映先のSymfoware/RDBの環境を作成します。
■データベースの定義
rdbddlexコマンドを実行し、以下を定義します。
- データベース定義
 - データベーススペース定義
 - スキーマ定義
 - 表定義
 - DSO定義
 - DSI定義
 
すでに反映先データベースが定義されている場合は、rdbprtコマンドを実行し、Symfoware/RDB上に反映先データベースが作成されていることを確認してください。
rdbddlexコマンド、rdbprtコマンドの詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
データベースにアクセスするユーザや必要な権限については、"7.3.6 lxrtmdbコマンド"を参照してください。
■動作環境ファイルのパラメタ
動作環境ファイルに以下の設定をしてください。動作環境ファイルは、環境変数SQLRTENVに指定します。環境変数については、"4.3.1 環境変数の設定"を参照してください。動作環境ファイルの詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
- "MAX_SQL"に以下の値を指定してください。指定値が小さい、または指定されていない場合、RT14012メッセージとともにSymfoware/RDBのメッセージを出力して、逐次差分反映機能が異常終了することがあります。
| "すべてのDBサービスグループ定義における格納グループに属するDBサービス数の最大値 × 3"以上 | 
 - "OPL_BUFFER_SIZE"に"10240"を指定してください。
指定値が小さい場合、逐次差分反映の性能が劣化することがあります。
 - "WAIT_TIME"を指定してください。データベースの占有待ち時間が指定値を超えた場合、逐次差分反映のデータベースのトランザクションをリトライします。
逐次差分反映では、"10"(秒)を推奨します。
指定値が"0"、または未指定の場合、データベースを占有するまで待ちます。 
[動作環境ファイルのパラメタの記述例]
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 MAX_SQL = (3072) 
OPL_BUFFER_SIZE = (10240) 
WAIT_TIME = (10)  | 
■注意事項
- 表定義には、主キーが必要です。
 - DSO定義にてデータ構造にOBJECT型を使用する場合、逐次差分反映機能は使用できません。 
 - データベースを占有待ちしている状態では、lxrtmdbコマンドで逐次差分反映を終了できません。
この状態で、lxrtmdbコマンドを投入した場合、コマンドは受け付けられますが、データベースの占有、または動作環境ファイルの"WAIT_TIME"の指定値を超えるまで逐次差分反映は終了しません。 
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