Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計に必要な知識> 2.6 バッチアプリケーションのライブラリ

2.6.1 バッチアプリケーションのライブラリ構成の分類

バッチアプリケーションとして実行できるアプリケーションのライブラリ構成を、以下に示します。

図は以下の形式で記載しています。アプリケーションの開発言語および動作OSにあわせて読み替えてください。


COBOL実行基盤インタフェースおよびC言語実行基盤インタフェースについては、“バッチアプリケーションのテスト環境への配備”で詳細を説明します。

■1バッチアプリケーション/1ライブラリのパターン

1つバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。

パターン1 (1個のバッチアプリケーションだけで共用ライブラリを形成)

パターン2 (1個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)

パターン3 (1個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)

 

■nバッチアプリケーション/1ライブラリのパターン

複数のバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。

パターン1 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリを形成)

パターン2 (複数個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)

パターン3 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)


ソースファイル内に書くバッチアプリケーションのプログラムの数は、1個から複数個です。

COBOL実行基盤インタフェースとバッチアプリケーションを別のライブラリにする以下のような形態は、サポートしていません。

 

バッチワークユニット内共用ライブラリ

バッチワークユニット内の複数のバッチアプリケーションから呼び出す共用のプログラムを別のライブラリ(以降、“バッチワークユニット内共用ライブラリ”と呼びます)にできます。バッチワークユニット内共用ライブラリのプログラムには、COBOL実行基盤インタフェースは不要です。


バッチワークユニット内共用ライブラリ内のプログラムの数は、1個から複数個です。

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