Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計に必要な知識> 2.2 バッチジョブ定義> 2.2.2 ジョブステップ定義

2.2.2.3 バッチアプリケーション定義

バッチアプリケーション定義では以下を設定します。

 

バッチアプリケーションの種別

ジョブステップから呼び出すアプリケーションの種別を指定します。

サーバアプリケーション名(バッチアプリケーション名)

バッチ実行基盤から呼び出すプログラム名(または関数名)に対応した任意の名前を設定します。この名前を“バッチアプリケーション名”と呼びます。
バッチアプリケーションの種別がCOBOLアプリケーションまたはC言語アプリケーションの場合に、設定します。
ここで設定したバッチアプリケーション名は、バッチアプリケーションの配備時に“アプリケーション情報入力ファイル”に設定することで、実際に呼び出すバッチアプリケーションのライブラリ名、プログラム名(または関数名)が決定されます。


バッチ実行基盤の予約語として以下がありますので、使用しないでください。

実行ファイル名

実行ファイル名は、バッチアプリケーションの種別がユーティリティの場合に設定します。
実行ファイル名には、ユーティリティとして実行できるファイル名を設定します。設定するファイルのパスは、バッチワークユニットのPATH環境変数で設定します。

実行ファイル名とユーティリティの関係については、“バッチジョブ定義とコマンド/スクリプトの関係”を参照してください。


実行するときに、実行ファイル名で設定したファイルのパスを、バッチワークユニットのPATH環境変数で指定していない場合はエラーとなります。また、相対パスでの指定はできません。

 

バッチアプリケーションに渡すパラメタ

バッチアプリケーションの種別に応じて、以下のようにパラメタを設定します。


バッチアプリケーションの種別に、“資源の獲得・回収のみ”を指定している場合は、パラメタの設定は不要です。

 

バッチアプリケーションに渡す環境変数

アプリケーションへ渡す環境変数を設定します。
環境変数の優先度は、以下のとおりです。

資源定義の資源名 > バッチアプリケーション定義の環境変数定義 > ジョブ定義の環境変数定義 > バッチワークユニットの環境変数


バッチアプリケーションの種別に、“資源の獲得・回収のみ”を指定している場合は、環境変数の設定は不要です。

 


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