Interstage Job Workload Server 運用ガイド |
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第4章 保守 | > 4.3 バッチサーバ環境資源の退避 |
バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリを1つ作成します。
このディレクトリ配下に、バッチサーバ環境資源を格納します。
実行例を以下に示します。
mkdir /backup
バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリの権限は、必ず以下のように設定してください。
所有者
root
グループ
root
権限
0700
以降の説明では、退避資源を格納するディレクトリは“/backup”として説明しています。
mkdir d:\backup\jobdef
バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリの権限および属性は、必ず以下のように設定してください。また、情報の漏洩を防ぐためにもNTFS形式のファイルシステムにバックアップしてください。
グループ
Administrators
権限
フルコントロール
属性
以下の属性をチェックしてください。
・検索を速くするため、このフォルダにインデックスを付ける
以下の属性のチェックを外してください。
・内容を圧縮してディスク領域を節約する
・内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する
以降の説明では、退避資源を格納するディレクトリは“d:\backup”として説明しています。
なお、以降の説明で、上記のディレクトリ配下にサブディレクトリを作成する場合は、上記と同じ権限を設定してください。
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- 退避資源を格納するディレクトリに、バッチサーバ環境資源の格納に必要な空きディスク容量があることを確認してください。
退避資源を格納するディレクトリは退避したあと、ディスク容量を圧迫させないよう、必要に応じてテープ媒体に退避後に削除するなどして、ディスク装置上に残さないようにしてください。
退避資源を格納するディレクトリは退避したあと、ディスク容量を圧迫させないよう、必要に応じてテープ媒体に退避後に削除するなどして、ディスク装置上に残さないようにしてください。このとき、退避したファイルおよびディレクトリの属性を変更しないようにしてください。zipファイルなどにより圧縮することをお勧めします。なお、XCOPYコマンドで退避する場合は、必ず/Kオプションにより、属性を変更しないようにしてください。
ハードディスクの故障に備え、バッチシステムを運用しているディスク装置とは別のディスク装置上にマウントされたファイルシステムに退避することを推奨します。
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