Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第4章 保守> 4.3 バッチサーバ環境資源の退避

4.3.2 バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリの作成

バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリを1つ作成します。
このディレクトリ配下に、バッチサーバ環境資源を格納します。
実行例を以下に示します。

mkdir /backup

バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリの権限は、必ず以下のように設定してください。

所有者

root

グループ

root

権限

0700

以降の説明では、退避資源を格納するディレクトリは“/backup”として説明しています。

mkdir d:\backup\jobdef

バッチサーバ環境資源を退避するディレクトリの権限および属性は、必ず以下のように設定してください。また、情報の漏洩を防ぐためにもNTFS形式のファイルシステムにバックアップしてください。

グループ

Administrators

権限

フルコントロール

属性

以下の属性をチェックしてください。
・検索を速くするため、このフォルダにインデックスを付ける
以下の属性のチェックを外してください。
・内容を圧縮してディスク領域を節約する
・内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する

以降の説明では、退避資源を格納するディレクトリは“d:\backup”として説明しています。

なお、以降の説明で、上記のディレクトリ配下にサブディレクトリを作成する場合は、上記と同じ権限を設定してください。


ハードディスクの故障に備え、バッチシステムを運用しているディスク装置とは別のディスク装置上にマウントされたファイルシステムに退避することを推奨します。

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