Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
|
目次
索引

|
3.2.3.11 IJServer資源ファイルの移入
IJServer資源の移入手順は、同一マシン上でのリストア手順と同じです。“IJServer資源のリストア”を参照してください。
ただし、以下の場合は、IPアドレスを変換する必要があります。
- スタンドアロンサーバである場合、かつ
- IJServerとWebサーバを分離して運用している場合、かつ
- 移入元と移入先で、ServletコンテナやWebサーバのIPアドレスが異なる場合
以下のいずれかの作業を行い、IPアドレスを移入先の環境に合わせてください。
- ijsrestoreコマンド実行時に、-h host_table引数を指定してIPアドレスを変換してください。
- リストアを行った後、Interstage管理コンソールで以下の項目を修正してください。
- [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定] > [Webサーバコネクタ(コネクタ)設定] > [要求を受け付けるWebサーバのIPアドレス]
- [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定] > [Servletコンテナ設定] > [ServletコンテナのIPアドレス]
- [Webサーバ] > “Webサーバ名” > [Webサーバコネクタ] > “ワークユニット名” > [環境設定] > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]

ijsrestoreコマンドの-h host_table引数では、変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名を絶対パスで指定します。これにより、移入処理時にIPアドレスを自動的に変換できます。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

- Interstage HTTP Serverの移入の際に、バーチャルホストのIPアドレス、または、ホスト名を変更した場合は、IJServer資源ファイルの移入後にIJServerが使用するバーチャルホストをInterstage管理コンソールまたは、isj2eeadminコマンドを使用して設定しなおしてください。
設定しなおさない場合は、Interstage HTTP ServerとIJServer間の定義に不整合が発生し、正常に動作しない可能性があります。IJServerでバーチャルホストを使用している場合は、必ず上記操作を行ってください。
IJServerでバーチャルホストを使用していない場合は、上記操作を行う必要はありません。
Copyright 2007 FUJITSU LIMITED