Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
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3.1.5.13 Interstage HTTP Server資源のリストア
Interstage HTTP Server資源のリストア手順について説明します。
■リストアコマンド
Interstage HTTP Server資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\bin\ihsrestore.exe |

/opt/FJSVihs/bin/ihsrestore |
ihsrestoreコマンドは、すべてのWebサーバが停止している状態で実行する必要があります。
■リストア方法

バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。
ihsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源をリストアします。(注)
ihsrestore -d X:\Backup -t all |

バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。
ihsrestore コマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源をリストアします。(注)
ihsrestore -d /backup -t all |
注)
ihsrestoreコマンドの-t allオプションは、環境定義ファイルの他に、パスワードファイルおよび公開用ルートディレクトリ(環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに指定したディレクトリ)を対象とする場合に指定します。なお、ihsrestoreコマンドの-t allオプションを指定する場合は、ihsbackupコマンドにおいても-t allオプションを指定しておく必要があります。
■注意事項
- コンテンツ(DocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下以外)、および環境設定時に使用したファイル(httpd.confとパスワードファイル以外)をバックアップした場合、別途それらの資源をリストアしてください。
- Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。“Interstage証明書環境資源のリストア”を参照してInterstage証明書環境資源をリストアしてください。
- SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSLを使用している場合は、バックアップした以下の資源を、環境定義ファイル(httpd.conf)の該当ディレクティブで指定されているパスにリストアしてください。
- スロット情報ディレクトリ(SSLSlotDirディレクティブで指定したディレクトリ)
- 運用管理ディレクトリ(SSLEnvDirディレクティブで指定したディレクトリ)
- ユーザPIN管理ファイル(SSLUserPINFileディレクティブで指定したファイル)
- V9のバックアップの対象資源(Apache 2.0ベース)をリストアする場合は、以下のいずれかの状態で実行してください。
- バックアップした運用環境と、Webサーバの数およびWebサーバ名がすべて一致する状態
- すべてのWebサーバを削除した状態
- V8/V7のバックアップの対象資源(Apache 1.3ベース)をリストアする場合、Webサーバ名は“FJapache”となります。したがって、Webサーバ“FJapache”が存在しない場合は作成し、すでにWebサーバ“FJapache”が存在する場合は設定が置き換えられます。
- V6以前のバックアップの対象資源(Apache 1.3ベース)は、ihsrestoreコマンドでリストアすることはできません。V6以前のバックアップの対象資源をリストアする場合は、“移行ガイド”の“Interstage HTTP Server(Apache 2.0ベース)への移行”−“8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache 1.3ベース)からの移行”を参照してください。
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