Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
目次 索引 |
Interstage Application Serverでは、ワークユニットの運用支援機能として、以下の出口プログラムとプロセス情報通知機能を使用することができます。
また、トランザクションアプリケーションのワークユニット(ワークユニット種別が“ORB”)では以下の出口機能も使用できます。
それぞれの出口プログラムの特徴は、以下のようになっており、ワークユニット種別によって使用できる機能が異なります。
機能名 |
呼び出し |
呼び出し契機 |
使用例 |
ワークユニット種別 |
---|---|---|---|---|
プロセス情報通知機能 |
アプリケーションプログラム および 出口プログラム |
アプリケーションプログラム および 出口プログラム |
アプリケーションプロラムおよび各出口プログラム上から、ワークユニット名やアプリケーション名を環境変数使用して取得することができます。 |
CORBA |
ワークユニット出口プログラム |
ワークユニット |
ワークユニット起動時、および、ワークユニット通常停止・強制停止・異常終了時 |
ワークユニット起動時にワークユニットが使用する共用メモリを獲得し、ワークユニット停止時に共用メモリを回収する。 獲得した共用メモリの識別子はワークユニット出口プログラムのユーザ情報として復帰することで、アプリケーションプロセスに受け渡すことが可能。 |
CORBA |
プロセス回収出口プログラム |
アプリケーションプロセス |
アプリケーションプロセス通常停止・強制停止・異常終了・活性変更・プロセス動的削減時 |
プロセスが停止した場合、共有メモリなどに設定されたプロセスに関する資源、情報を削除する。 |
CORBA |
プロセス停止出口プログラム |
アプリケーションプロセス |
アプリケーションプロセス停止処理の開始時 |
ユーティリティワークユニットのプロセスを停止する。 |
UTY |
前出口プログラム |
アプリケーションプロセス |
アプリケーションプロセス起動時 |
データベースへのconnect等の初期処理。 |
ORB |
後出口プログラム |
アプリケーションプロセス |
アプリケーションプロセス通常停止時 |
データベースのdisconnect等の終了処理。 |
ORB |
異常出口プログラム |
アプリケーションプロセス(セション単位) |
プロセスバインド機能使用時のクライアント思考時間オーバの検出時 |
セションID参照APIを発行することによりセションID(クライアント識別子)を参照し、そのセションIDをキーにトランザクションアプリケーション内のタイムアウトとなったクライアントオブジェクト用の領域を解放する。 |
ORB |
(注) "UTY"はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
目次 索引 |