Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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第2章 ワークユニットの機能 | > 2.2 CORBAワークユニット | > 2.2.5 タイマ監視 |
グローバルトランザクション連携を行うトランザクションアプリケーション(グローバルトランザクションアプリケーション)では、以下のタイマ監視ができます。
以下の図に、各タイムアウトの範囲を示します。
以下に、各タイマ監視について説明します。
指定された時間内にトランザクションが終了しない場合、トランザクションはrollbackされます。
トランザクションのタイムアウトは、クライアントアプリケーションの作成時に設定します。詳細は、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”を参照してください。なお、“0”が指定されている場合は、タイマ監視は無効となります。
トランザクションのタイムアウトは、beginからcommitするまでの間に動作するすべてのアプリケーション処理時間を含んだ値よりも大きな値を設定する必要があります。たとえば、beginを呼び出した後に、アプリケーションを2回呼び出し場合には、2回呼び出す処理時間よりも大きな値に設定する必要があります。また、トランザクションアプリケーションの場合には、クライアントでbeginやcommitを呼ばない場合には、トランザクションアプリケーションが呼び出される際に自動的にトランザクションが開始され、呼び出しが完了した時点でcommit(またはrollback)が呼び出されます。この場合には、トランザクションアプリケーションの1メソッド処理内から呼ばれる処理(別アプリ呼び出しも含む)をすべて加算した値をトランザクションのタイムアウト時間として設定しておく必要があります。
以下を目安にトランザクションのタイムアウト時間の設定を行ってください。
CORBA Timeout > Tran Timeout > TD Timeout
注) Tran Timeout : トランザクションのタイムアウト時間
TD Timeout : トランザクションアプリケーションの処理時間
CORBA Timeout: COBRAアプリケーションの処理時間
指定された時間内にオペレーション呼び出しが完了しない場合、呼び出し側に制御が戻されます。
アプリケーションのタイムアウトは、CORBAサービスのconfigファイルに設定します。
2フェーズコミットのタイムアウトに指定された時間内にトランザクションが完了しない場合、トランザクションはrollbackされます。
2フェーズコミットのタイムアウトは、データベース連携サービスのシステム環境定義ファイルに設定します。
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