名前
acgetvolinfo - 論理ボリューム情報の表示
形式
acgetvolinfo DEVICE-NAME
機能説明
ETERNUS ディスクアレイの論理ボリュームの情報を表示します。
本コマンドは、バックアップ元サーバで利用するコマンドです。
利用可能なOSを以下に示します。
Windows Server 2003
Windows Server 2008
Solaris 10 オペレーティングシステム
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)
AIX 5L V5.3
HP-UX 11i v3
バックアップ元サーバのOSの違いにより、AdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用するか、OSに対応したユーティリティファイルをコピーして利用するか、コマンドのインストール方法が異なります。インストールについては、以下のポイントを参照してください。
ポイント
コマンドは、バックアップ元サーバのOSに対応したインストール方法でインストールして利用してください。
[Solaris/Linux/Windowsの場合]
バックアップ元サーバにAdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用します。または、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたCCMサーバから、OSに対応したユーティリティファイルをバックアップ元サーバにコピーして利用します。
[HP-UX/AIXの場合]
AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたCCMサーバから、OSに対応したユーティリティファイルをバックアップ元サーバにコピーして利用します。
バックアップ元サーバにAdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用する場合は、「2.1 インストール」を参照してください。
バックアップ元サーバにユーティリティファイルをコピーして利用する場合は、以下の手順でコピーしてください。
バックアップ元サーバの任意の場所に、ユーティリティファイルをコピーします。
ユーティリティファイルは、CCMサーバの以下ディレクトリにあります。
[Windowsの場合]
対象OS | ユーティリティファイル |
---|---|
Windows Server 2003 | $INS_DIR\tools\server_utility_windows.zip |
Solaris 10 オペレーティングシステム | $INS_DIR\tools\server_utility_solaris.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) | $INS_DIR\tools\server_utility_rhel5x86.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) | $INS_DIR\tools\server_utility_rhel5ia64.tar |
AIX 5L V5.3 | $INS_DIR\tools\server_utility_aix.tar |
HP-UX 11i v3 | $INS_DIR\tools\server_utility_hp-ux.tar |
注: $INS_DIRは、AdvancedCopy Manager CCMをインストールした「プログラムディレクトリ」を意味します。
[Solaris/Linuxの場合]
対象OS | ユーティリティファイル |
---|---|
Windows Server 2003 | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_windows.zip |
Solaris 10 オペレーティングシステム | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_solaris.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_rhel5x86.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_rhel5ia64.tar |
AIX 5L V5.3 | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_aix.tar |
HP-UX 11i v3 | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_hp-ux.tar |
コピーしたユーティリティファイルを解凍した後、解凍したディレクトリに移動します。
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
# cd <ファイルをコピーしたディレクトリ> # tar xvf <ユーティリティファイル> # cd ./server_utility/bin
[Windowsの場合]
zipファイルを解凍し、コマンドプロンプトを使用して解凍したディレクトリに移動してください。
オペランド
AdvancedCopy Manager CCMをバックアップ元サーバにインストールして利用する場合
デバイス名を指定します。
RAWデバイス名(例 /dev/rdsk/c4t0d10s2)を指定します。
デバイス名(例 /dev/sdo)を指定します。
ドライブ文字(例 X:)を指定します。
バックアップ元サーバにユーティリティファイルをコピーして利用する場合
デバイス名を指定します。
RAWデバイス名(例 /dev/rdsk/c4t0d10s2)を指定します。
デバイス名(例 /dev/sdo)を指定します。
ドライブ文字(例 X:)を指定します。
RAWデバイス名(例 /dev/rdsk/c1t0d20)を指定します。
物理デバイス名(例 /dev/hdisk10)を指定します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
AdvancedCopy Manager CCMをバックアップ元サーバにインストールして利用する場合
[Solarisの場合]
# acgetvolinfo /dev/rdsk/c4t0d10s2 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x041,0x0,0x800000
[Linuxの場合]
# acgetvolinfo /dev/sdo BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x042,0x0,0x800000
[Windowsの場合]
C:\> acgetvolinfo X: BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x043,0x0,0x800000
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
BOX-ID | ETERNUS ディスクアレイのBox IDを表示します。 |
LV No | ETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム番号を16進数で表示します。 |
Address | エクステント開始位置(ブロック単位)を16進数形式で表示します。 |
Size | エクステントサイズ(ブロック数)を16進数形式で表示します。 |
バックアップ元サーバにユーティリティファイルをコピーして利用する場合
[Solarisの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/rdsk/c4t0d10s2 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x041,0x0,0x800000
[Linuxの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/sdo BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x042,0x0,0x800000
[Windowsの場合]
C:\> .\acgetvolinfo X: BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x043,0x0,0x800000
[HP-UXの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/rdsk/c1t0d20 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x044,0x0,0x800000
[AIXの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/hdisk10 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x045,0x0,0x800000
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
BOX-ID | ETERNUS ディスクアレイのBox IDを表示します。 |
LV No | ETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム番号を16進数で表示します。 |
Address | エクステント開始位置(ブロック単位)を16進数形式で表示します。 |
Size | エクステントサイズ(ブロック数)を16進数形式で表示します。 |
参照
本コマンドで出力されるメッセージの詳細は、「B.2.1 詳細メッセージ」を参照してください。
「B.2.1 詳細メッセージ」以外のメッセージが出力された場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書』の「ETERNUS/GRシリーズの詳細エラーメッセージ」を参照してください。