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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書テープバックアップ連携編

8.1.1 TSMサーバ・オプションファイルの定義

ファイル単位バックアップを実現するには、既に存在するTSMサーバの動作に関する定義であるdsmserv.optファイルを編集し以下の定義を2行追加してください。

dsmserv.optファイルが存在する場所は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「動的ディスク資源」で見積もった“$DIR4”(「DB格納ディレクトリ」)です。

COMMmethod TCPip
TCPPort 1500

各項目の意味は以下の通りです。

表8.1 項目の意味

項目

意味

COMMmethod

通信プロトコルを指定します。以下の記述を行ってください。

  • TCPip

TCPPort

TCP/IP通信用のポート番号です。以下の記述を行ってください。

  • 1500

1500が使用されている場合は、1024~32767の範囲で空いているポート番号を指定します。

なお、「DB格納ディレクトリ/dsmserv.opt」ファイルの編集完了後、TSMサーバデーモンをテープサーバ上で停止、起動を実施してください。

停止と起動の詳細は、「2.3.2 OS停止をしない場合の停止」と「2.2.2 OS稼働状態からの起動」を参照してください。