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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

9.2 バックアップ管理のコマンド

本節では、バックアップ管理のコマンドによる操作について説明しています。

注意

バックアップ管理のすべてのコマンドはrootユーザーのみが実行可能です。
その他のユーザーでコマンド実行した場合は、「swst0601」のメッセージを出力しエラー終了します。

注意

コマンド実行時の動作環境

コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表のとおりです。

表9.11 バックアップ管理のコマンド実行時の動作環境

コマンド名

AdvancedCopy Manager動作環境

swstbackstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swstbackup

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstbkpoldel

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstbkpoldisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swstbkpolset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcancelrest

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcancelsync

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcanceltrk

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstdevdisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swstdevinfoset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstexecstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swsthistdel

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsthistdisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swstresback

swstresrst

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstrestore

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstreststat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swstsrsemtch

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swststartsync

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsvrdisp

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsvrset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsyncstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

swsttrkstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

  • -hオプションを指定

  • デバイス名を指定しない

注意

クラスタ運用の場合

クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。

  1. 必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下のとおりです。

    # SWSTGNODE=論理ノード名
    # export SWSTGNODE
  2. コマンドを実行します。

クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。

表9.12 クラスタ運用時のコマンド

コマンド

環境変数の要否

コマンド実行ノード

備考

swstsvrset

必要

業務稼働ノード

swstsvrdisp

必要

業務稼働ノード

swstdevinfoset

必要

業務稼働ノード

swstdevdisp

必要

業務稼働ノード

swstbkpolset

必要

業務稼働ノード

swstbkpoldisp

必要

業務稼働ノード

swstbkpoldel

必要

業務稼働ノード

swstbackup

必要

業務稼働ノード

swstbackstat

必要

業務稼働ノード

swstrestore

必要

業務稼働ノード

swstcancelrest

必要

業務稼働ノード

swstreststat

必要

業務稼働ノード

swsthistdisp

必要

業務稼働ノード

swsthistdel

必要

業務稼働ノード

swststartsync

必要

業務稼働ノード

swstcancelsync

必要

業務稼働ノード

swstsyncstat

必要

業務稼働ノード

swstexecstat

必要

業務稼働ノード

swstcanceltrk

必要

業務稼働ノード

swsttrkstat

必要

業務稼働ノード

swstsrsemtch

必要

業務稼働ノード

swstresback

必要

業務稼働ノード

swstresrst

必要

業務稼働ノード

注意

Storage管理サーバにおいて、コマンド名の末尾がdispまたはstatである表示系コマンドを実行する場合、-hオプションとデバイス名の有無によって表示内容が異なります。詳細は、以下の表を参照してください。

表9.13 Storage管理サーバでの表示系コマンドの表示内容

-hオプション

デバイス名指定

表示内容

なし

なし

バックアップ管理機能に登録されている全Storageサーバの情報を全て表示します。

あり

Storage管理サーバの指定デバイスの情報のみを表示します。

あり

なし

-hオプションに指定されたStorageサーバの情報を全て表示します。

あり

-hオプションに指定されたStorageサーバの指定デバイスの情報のみを表示します。