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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

7.4.6 前後処理スクリプトのカスタマイズ

AdvancedCopy Managerでのレプリケーションは、基本的にボリュームがアンマウントされた状態で処理を行う必要があります。そのため、レプリケーション処理の実行時に、前後処理スクリプトを使用してボリュームのアンマウント/マウント操作を行っています。
レプリケーションの実行時にボリュームがアンマウントできない場合は、レプリケーション処理は実行されません。

前後処理スクリプトの詳細については、「付録B レプリケーションの前後処理」を参照してください。

運用が以下のいずれかに該当する場合は、レプリケーション前後処理スクリプトをカスタマイズする必要があります。

カスタマイズ方法については、「付録B レプリケーションの前後処理」を参照してください。

ポイント

AdvancedCopy Managerをバージョンアップした場合

バージョンアップ後のスクリプトは更新されている場合があります。そのため、旧バージョンで使用していたシェルスクリプトを再利用するのではなく、旧バージョンで使用していたシェルスクリプトに対して実施されていたカスタマイズを、バージョンアップ後のシェルスクリプトに対して実施してください。

注意

グループ単位でレプリケーションを行う場合、前後処理は行われません。そのため複製作成前にあらかじめにグループ内の全ボリュームをアンマウントし、複製作成後アンマウントしたボリュームをマウントする必要があります。

また、ボリュームグループ(LVM)をレプリケーション対象とする場合、複製作成前に複製先のボリュームグループを非活性化し、複製作成後にボリュームグループの再構成を行う必要があります。ボリュームグループの再構成については、「7.8.2 物理ディスク単位のレプリケーション運用」の「ボリュームグループの再構成」を参照してください。

また、VxVMボリュームをレプリケーション対象とする場合、複製作成前に複製先のディスクグループをdeportし、複製作成後にディスクグループを再構成する必要があります。ディスクグループのdeport、再構成については、「7.9 VxVMボリュームの運用」の「7.9.3 レプリケーションの実行」の「ディスクグループの再構成(サーバ内レプリケーションの場合)」または「ディスクグループの再構成(サーバ間レプリケーションの場合)」を参照してください。