Storageサーバに接続されているデバイスに対して、ボリュームの種別を設定します。設定する運用種別は以下のとおりです。
バックアップを行いたいボリュームを業務ボリュームとして定義します。
バックアップボリュームを用意します。業務ボリュームと同じサイズのボリュームを運用に応じて以下の本数を用意し、バックアップボリュームとして定義します。
バックアップ運用 | 必要なバックアップボリュームの本数 |
---|---|
スナップショット型高速バックアップ | (保存世代数)本 |
同期型高速バックアップ | (保存世代数+1)本 |
この処理は、GUI操作およびコマンド操作で実施することができます。
GUIでの操作方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「ボリューム種別の設定」を参照してください。
コマンドでの操作方法は、9.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を参照してください。
注意
LVMの論理ボリュームは、業務ボリュームまたはバックアップボリュームとして登録できません。ボリュームグループ単位で登録してください。
バックアップボリュームは、業務ボリュームとバイト単位まで同じサイズである必要があります。
業務ボリュームにボリュームグループを使用する場合は、以下のように論理ディスクを作成する必要があります。
1つのボリュームグループに複数の物理ディスクを登録しないでください。
1つの論理ディスクが複数の物理ディスクから構成されないように論理ディスクを作成してください。
システムが格納されているディスクや、AdvancedCopy Managerがインストールされているディスクは、バックアップ対象またはバックアップボリュームとしないでください。
業務ボリュームやバックアップボリュームとして登録したディスクを変更する場合は、構成を変更する前に一旦業務ボリューム/バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度4.4.5 Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行ってから、9.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)で登録する必要があります。
マウントされているデバイスは、バックアップボリュームに設定できません(業務ボリュームには設定できます)。
登録した内容をGUIクライアントまたはコマンドで確認した場合、“Size”欄に表示される値は物理ディスクサイズです。ボリュームグループを登録した場合も、ボリュームグループを構成する物理ディスクサイズです。
ポイント
登録した内容は、以下の方法で確認する事ができます。
GUIクライアントによる確認
業務ボリュームの情報やバックアップボリュームの情報は、GUIクライアントから参照できます。詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』を参照してください。
コマンドによる確認
登録した業務ボリューム・バックアップボリュームの情報は、9.2.1.4 swstdevdisp(デバイス使用状況表示コマンド)で参照できます。