AdvancedCopy Managerのリストア方法を説明します。
リストアは、バックアップ履歴情報で管理されているバックアップボリュームより業務ボリュームの内容を復元します。
バックアップボリュームからのリストアは、ETERNUS ディスクアレイが提供するOPC機能を用いて、バックアップボリュームから業務ボリュームに行われます。
履歴管理しているバックアップボリュームの内容を業務ボリュームにリストアしても、履歴管理情報が変更されることはありません。
なお、リストア処理は、バックアップ元となる業務ボリュームに対して行われますが、リストア先を変更する事も可能です。
注意
最新のバックアップボリューム採取時点と、リストア操作を行うまでの間に、業務ボリュームの内容を書き換えたとしても、書き換えられたデータについては保証されません。
図4.5 AdvancedCopy Managerのリストア注意事項
TD:業務ボリューム
BD:バックアップボリューム
業務ボリュームがボリュームグループの場合は、ETERNUS ディスクアレイのOPC/ROPC機能によるコピー処理は、ボリュームグループに対応する物理ディスク全体に対して行われます。したがって、ボリュームグループ内に複数の論理ボリュームが存在する場合は、全ての論理ボリュームのデータがリストアされます。
注意
ボリュームグループをリストアに用いる場合は以下の点に注意する必要があります。
ボリュームグループをリストアする場合は、全ての論理ボリュームをアンマウント/マウントするようにバックアップの管理者責任でバックアップ前後処理スクリプトを修正してください。詳細は、「付録A バックアップ/リストアの前後処理」を参照してください。
図4.6 複数論理ディスク時のリストア