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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

12.5.4 swsrpvssbackup_exchange(Exchange VSSバックアップ実行コマンド)

名前

swsrpvssbackup_exchange - ストレージグループのバックアップ


形式

プログラムディレクトリ\bin\swsrpvssbackup_exchange [-evs Virtual-Server-Name] [-skipchk] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name]

機能説明

VSSと連携してストレージグループのオンラインバックアップを行います。
本コマンドでは、以下の処理を行っています。

  1. VSSと連携してアドバンスト・コピーを使用することにより、ストレージグループのバックアップデータをバックアップサーバ上に作成します。

    • スナップショット型バックアップの場合はOPC/QuickOPCを起動することによりシャドウコピーを作成します。

    • 同期型バックアップの場合は等価性維持状態のEC/RECをサスペンドすることによりシャドウコピーを作成します。(Windows Server 2008とExchange Server 2007の組合せでは、未サポートです。)

  2. ドライブ文字マップファイルにしたがって、ドライブ文字をバックアップボリュームに割り当てます。バックアップボリュームは、読み取り専用ボリュームとしてアクセスすることができます。

  3. バックアップデータに対してESEUTILを実行し、データ整合性の検証を行います。データ整合性に問題がない場合は、Exchangeにより不要ログの削除が行われます。

  4. リストア時に必要となるメタデータドキュメントをバックアップサーバの以下の場所に保存します。

ファイル

出力先

ライタメタデータ
ドキュメント

コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)の場合

環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.wmd.xml

コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)以外の場合

環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.wmd.xml

注)Windows Server 2008とExchange Server 2007の組合せでは、<コピーセットグループ名>を指定した指定方法は、未サポートです。

バックアップ
コンポーネント
ドキュメント

コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)の場合

環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.bcd.xml

コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)以外の場合

環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.bcd.xml

注)Windows Server 2008とExchange Server 2007の組合せでは、<コピーセットグループ名>を指定した指定方法は、未サポートです。


オプション

-sgname Storage-Group-Name

ストレージグループ名を指定します。
スペースを含むストレージグループ名は、二重引用符(" ")をつける必要があります。

-evs Virtual-Server-Name

クラスタ運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。
クラスタ運用を行っていない場合は、指定の必要はありません。

-skipchk

ESEUTILによるデータ整合性検証を行わない場合に指定します。

-copygrp Copyset-Group-Name

コピーセットグループ名を指定します。
本オプションを省略した場合、コピーセットグループ名はデフォルトのコピーセットグループ:“BkupGroup”になります。
本オプションは、Windows Server 2008とExchange Server 2007を組み合わせた環境では、未サポートです。


終了ステータス

=0:正常終了

>0:異常終了


使用例

注意事項