AdvancedCopy Managerのバックアップ運用は、Systemwalker/OperationMGR等を利用して自動化することができます。
スナップショット型高速バックアップの自動運用
スナップショット型高速バックアップの自動運用は、次の二つの方法で行うことができます。
バックアップ実行コマンドを、バックアップを採取したい契機に合わせて、バッチジョブのジョブネット中で起動する。
バックアップ実行コマンドを時刻指定で起動する。
同期型高速バックアップの自動運用
同期型高速バックアップは、バックアップを予定している時刻には、業務ボリュームとバックアップボリュームが等価性維持状態になっていなければなりません。
そのため、同期型高速バックアップを自動運用する場合は、以下のようにバックアップ同期処理開始コマンド、バックアップ実行コマンドを分けて起動する必要があります。
バックアップ同期処理開始コマンドの起動
バックアップ同期処理の開始コマンドは、バックアップ実施契機に等価性維持状態となっているよう、あらかじめ机上にてバックアップ同期処理に必要な時間を算出し、その時間分以上さかのぼって、時刻指定で起動します。
バックアップ同期処理を開始してから等価性維持状態になるまでにかかる時間は、コピーするボリュームの容量に依存します。
バックアップ実行コマンドの起動
次のどちらかの方法でバックアップ実行コマンドが自動的に起動されるようにします。
バックアップ実行コマンドを、バックアップを採取したい契機に合わせて、バッチジョブのジョブネット中で起動する。
注意
ジョブネット中のバックアップ実行コマンドの起動の前に他のジョブ(図中のジョブA、ジョブB)がある場合は、バックアップ実行コマンドの起動時刻は特定できません。ジョブネットの起動時刻にジョブA・ジョブBにかかる最短時間を足した時刻をバックアップ実行コマンドの起動時刻として、そこから見積り時間分さかのぼって、バックアップ同期処理開始コマンドの開始時刻を決めてください。
バックアップ実行コマンドを時刻指定で起動する。