「使用中ロックエラー」が発生した場合、バックアップ機能、レプリケーション機能のコマンドは以下のエラーメッセージを出力して異常終了します。
[バックアップ機能の場合]
swst3607 ボリュームのロックに失敗しました。ボリュームが他のプロセスによって使用されていないか確認してください。エラーコード=5(FSCTL_LOCK_VOLUME)、ボリューム名=[VOLUME NAME] |
[レプリケーション機能の場合]
swsrp3607 ボリュームのロックに失敗しました。ボリュームが他のプロセスによって使用されていないか確認してください。エラーコード=5(FSCTL_LOCK_VOLUME)、ボリューム名=[VOLUME NAME] |
エラー失敗時の調査ツールの出力結果が以下のファイルに保存されています。これらのファイルを参照し、ボリュームを使用しているプロセスを特定してください。
ツールの出力結果 | 保存先ファイル |
---|---|
handle.exe -aの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Handle_<日時>.txt |
openfiles.exe /query /vの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Openfiles_<日時>.txt |
tasklist.exe /vの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Tasklist-v_<日時>.txt |
tasklist.exe /svcの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Tasklist-svc_<日時>.txt |
net.exe startの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Net-start_<日時>.txt |
mountvolの出力結果 | 作業用ディレクトリ\var\D2D\<ボリューム名>_Mountvol_<日時>.txt |
注)ボリューム名:AdvancedCopy Managerのデバイス名またはOSのボリューム名
上記の保存先ファイルは削除されません。不要になったファイルは適宜削除してください。
handle.exe、openfiles.exe以外のツールは、使用中プロセスを特定するための補助的な情報を得るために使用しています。
tasklist.exe /vはプロセスの一覧を表示します。
tasklist.exe /svcはそれぞれのプロセスのサービスを表示します。
net.exe startは開始中のサービスを表示します。
mountvol.exeはボリューム マウント ポイントの一覧を表示します。