クラスタ環境でのバッチ実行基盤のセットアップの全体像を以下に示します。
バッチサーバ(運用ノード、待機ノード)
クラスタ環境にてバッチ実行基盤を使用するためには、運用ノード/待機ノードの両ノードにおいて、バッチサーバ環境およびバッチジョブ定義データベース環境を作成する必要があります。
また、バッチ実行基盤で使用する、ジョブスプールやジョブログスプールなどの両ノードで共用する資源は、共用ディスク上に配置します。
バッチジョブ定義データベース環境の資源は、以下の図のように運用ノード、待機ノードに配置されます。
バッチジョブ定義データベース環境にセットアップが必要な資源を以下に示します。
名称 | 概要 | 作成場所 |
---|---|---|
バッチジョブ定義データベース | バッチジョブ定義を格納/管理するデータベースです。 | 運用ノード |
ネーミングサービス | バッチ受付サービス、バッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースにアクセスするために必要なサービスです。 | 運用ノード |
データソース(ローカル) | バッチ受付サービス、およびバッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースに接続するために必要な情報です。 | 運用ノード |
データベースサーバ
業務用データベースをバッチサーバの両ノードから使用できるように構築します。
以降では、上記のうち“バッチジョブ定義データベース環境”について説明しています。
“バッチジョブ定義データベース環境”以外については、“3.1 セットアップの全体像”を参照してください。