名前
btfwsetsecuritymode - セキュリティ権限設定、表示
形式
btfwsetsecuritymode { [-u バッチシステム利用グループ名][ -m Interstage運用グループ名] | -l }
btfwsetsecuritymode { -u バッチシステム利用グループ名 | -l }
機能説明
本コマンドは、Interstage Job Workload Server/Interstage Business Application Serverの実行ファイルや環境設定ファイル、ログなどのプログラム資源に対して、セキュリティ面から利用者を限定するための権限設定を行います。
また、現在のセキュリティ権限グループの表示を行います。
オプション
バッチシステム利用グループ名を変更したい場合に、バッチシステム利用グループのOSのグループ名を指定します。“root”は指定できません。
本オプションを省略した場合は、インストール時に指定したバッチシステム利用者のグループでバッチシステム利用グループのセキュリティ権限を設定します。
バッチシステム利用グループ名を変更したい場合に、バッチシステム利用グループのOSのグループ名を指定します。
Interstage運用グループを変更したい場合に、Interstage運用グループのOSのグループ名を指定します。
本オプションを省略した場合は、インストール時に指定したInterstage運用者のグループでInterstage運用グループのセキュリティ権限を設定します。
バッチシステム利用グループ名、Interstage運用グループ名を表示します。
表示する情報を以下に示します。
項目名 | 意味 |
batch system users group | バッチシステム利用グループ名 |
| Interstage運用グループ名 |
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)
使用例
バッチシステム利用グループ、およびInterstage運用グループを変更します。
# btfwsetsecuritymode -u usergroup -m managegroup |
現在のバッチシステム利用グループ名、Interstage運用グループ名を表示します。
# btfwsetsecuritymode -l |
バッチシステム利用グループを変更します。
> btfwsetsecuritymode -u usergroup |
現在のバッチシステム利用グループ名、Interstage運用グループ名を表示します。
> btfwsetsecuritymode -l |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
上記以外:異常終了
注意事項
セキュリティ権限を設定する場合、本コマンドを実行する前に、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチシステムの運用停止”の手順に従ってバッチシステムを停止してください。また、ログ出力サービス停止コマンドにより、ログ出力サービスを停止してください。
セキュリティ権限を設定する場合、Interstage Job Workload Server、およびInterstage Business Application Serverの他のコマンドが実行されていない状態で実行してください。正しい状態で実行しなかった場合、セキュリティ権限設定が正しく実施されない場合があります。
セキュリティ権限を設定する場合、本コマンドを実行した後に、システムの再起動を行ってください。
-uオプション、および-mオプションで指定したグループ名はOSのグループとして存在する必要があります。存在しない場合はエラーとなります。
本コマンドがエラーとなった場合は、エラーの原因を取り除いたあとで、再度本コマンドを実行してください。エラーのままの状態では、セキュリティ権限設定が正しく完了していないため、正常に動作しない場合があります。
バッチアプリケーションで使用するファイル、バッチワークユニットの配備元資源、ジョブスプール格納ディレクトリ、ジョブログスプール格納ディレクトリ、バッチジョブ定義格納ディレクトリなどのユーザ資産は対象外です。必要に応じて手動で権限を変更してください。
Interstage Application Serverが強化セキュリティモードの場合、issetsecuritymodeコマンドを実行して、Interstage運用グループをあわせる必要があります。
本コマンド投入後、issetfoldersecurityコマンドを実行して、Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリにバッチシステム利用グループのアクセス権限を付与する必要があります。
ログ出力サービス停止コマンドについては、“Interstage Business Application Server リファレンス”の“apfwstoplog”を参照してください。
issetsecuritymodeコマンドについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。