名前
btfwbtgrpchk - セキュリティ権限グループの正当性確認
形式
btfwbtgrpchk
機能説明
バッチシステムの動作に必要な、バッチシステム利用グループおよびInterstage運用グループの正当性を確認します。
バッチシステム利用グループの正当性確認
現在のグループIDが、インストール時またはセキュリティ権限設定コマンドによるセキュリティ権限変更後のグループIDと同じであることを確認します。
Interstage運用グループ正当性確認
現在のグループIDが、インストール時またはセキュリティ権限設定コマンドによるセキュリティ権限変更後のグループIDと同じであることを確認します。
バッチ実行基盤の各種ファイル、各コマンドなどの権限は、インストール時またはセキュリティ権限設定コマンドによるセキュリティ権限変更時に、バッチシステム利用グループおよびInterstage運用グループのグループIDをもとに、セキュリティが保証されるよう設定されます。したがって、本コマンドによる正当性の確認結果が不当であった場合、セキュリティは保証されず、また、バッチ実行基盤は動作できなくなります。
セキュリティ権限設定コマンドについては、“4.5 btfwsetsecuritymode(セキュリティ権限設定、表示)”を参照してください。
オプション
オプションはありません。
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)
使用例
以下の場合のセキュリティ権限グループの正当性を確認します。
・バッチシステム利用グループ:usergrp
・Interstage運用グループ:mnggrp
・設定したセキュリティ権限グループと、現在のOSのグループおよびグループIDが同じ場合
# btfwbtgrpchk Normal end. [usergrp gid: 2001] [mnggrp gid: 2003] |
以下の場合のセキュリティ権限グループの正当性を確認します。
・バッチシステム利用グループ:usergrp
・Interstage運用グループ:mnggrp
・設定したセキュリティ権限グループと、現在のOSのグループIDが異なる場合
# btfwbtgrpchk Abnormal end. [usergrp gid: NOW=2002 <--> INSTALL=2001] [mnggrp gid: 2003] |
NOW : 現在登録されているバッチシステム利用グループ(上記例の場合:usergrp)のグループID
INSTALL : 本製品インストール時のグループID
以下の場合のセキュリティ権限グループの正当性を確認します。
・バッチシステム利用グループ:usergrp
・Interstage運用グループ:mnggrp
・設定したInterstage運用グループが、現在のOSのグループに存在しない場合
# btfwbtgrpchk Abnormal end. [usergrp gid: 2001] [mnggrp gid: NOW=Nothing. <--> INSTALL=2003] |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
上記以外:異常終了(グループIDが異なります。)
注意事項
セキュリティ権限グループのグループIDが異なることが判明した場合、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチシステムの運用停止”の手順に従ってバッチシステムを停止してください。そのあと、以下のいずれかの対処を行ってください。
セキュリティ権限グループのグループIDを、インストール時のグループIDに戻してください。
問題が検出されたセキュリティ権限グループをオプションで指定して、セキュリティ権限設定コマンドを実行してください。
セキュリティ権限設定コマンドによるセキリュティ権限の設定が正常に終了したかどうかを確認するためのコマンドではありません。