名前
btfwrlsjob - ジョブの保留解除
形式
btfwrlsjob [-z] ジョブ番号 […]
機能説明
保留中状態のジョブを保留解除します。
保留解除対象のジョブは1~10個指定できます。保留解除はジョブごとに行い、保留解除の結果を出力します。なお、保留解除に失敗した場合、継続可能なエラー(ジョブがすでに実行待ち状態など)であれば次のジョブの保留解除を行います。
保留解除可能なジョブは本コマンドの実行ユーザにより異なります。
ユーザ | 対象ジョブ |
---|---|
システム管理者(SolarisおよびLinuxの場合はスーパユーザ、Windows(R)の場合はAdministratorsグループに所属するユーザ) | すべてのジョブ |
| バッチシステム利用者が投入したジョブおよび本コマンドの実行ユーザと同じユーザが投入したジョブ |
バッチシステム利用者 | 本コマンドの実行ユーザと同じユーザが投入したジョブ |
オプション
保留解除の結果を表示しない場合に指定します。
本オプション指定時は、ジョブの保留解除に成功したことを示すメッセージを表示しません。ただし、ジョブの保留解除が失敗した場合、本オプションの指定の有無に関係なくエラーメッセージを表示します。
本オプション省略時は、ジョブの保留解除に成功したことを示すメッセージを表示します。
オペランド
対象のジョブ番号を1~99,999の範囲で指定します。指定できる個数は1~10です。
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)、Interstage運用者またはバッチシステム利用者
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)またはバッチシステム利用者
使用例
1個のジョブを保留解除します。
$ btfwrlsjob 55 |
複数のジョブを保留解除します。
$ btfwrlsjob 55 56 57 |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
1:警告終了
上記以外:異常終了
注意事項
バッチ受付サービスへの運用操作コマンドの投入が集中した場合、本コマンドがタイムアウト(約300秒)となり異常終了することがあります。
コマンドの出力結果をパイプを使用して別コマンドの引数とする場合、コマンドがBTFW16903を出力して異常終了する場合があります。このような場合には、パイプを使用せず、リダイレクトしてファイルに出力した後で、別コマンドの入力として使用するようにしてください。
以下に例を示します。
btfwrlsjob 55 > aa; cat aa| 別コマンド |