名前
btfwstartini - イニシエータの開始
形式
btfwstartini { -a | イニシエータ名}
機能説明
イニシエータを開始します。
イニシエータの開始は、1個またはすべてを対象に行います。
オプション
すべてのイニシエータを対象とする場合に指定します。
オペランド
対象のイニシエータ名を指定します。
イニシエータ名の半角英大文字、半角英小文字は区別されません。
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)またはInterstage運用者です。
ただし、バッチワークユニットを起動したユーザで実行する必要があります。
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)
使用例
イニシエータを開始します。
# btfwstartini que001 |
すべてのイニシエータを開始します。
# btfwstartini -a |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
1:警告終了
上記以外:異常終了
注意事項
本コマンドを投入する場合は、バッチ実行サービスが開始されている必要があります。バッチ実行サービスの開始方法は、2.2 btfwstartex(バッチ実行サービスの開始)を参照してください。
本コマンドの処理を中断する操作([Ctrl]+[C]など)は行わないでください。
すべてのイニシエータを開始する場合は、特定のイニシエータの開始でエラーが発生しても、本コマンドの処理は継続します。
ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、本コマンドと連動してバッチワークユニットが自動的に起動されます。すでにバッチワークユニットが起動していた場合は、バッチワークユニットを停止してから再度起動します。
必ずバッチワークユニットを起動したユーザでイニシエータを開始してください。同じユーザでなかった場合、ジョブのキャンセル要求がエラーになります。
バッチジョブ定義の資源定義で削除が指定されたファイルについて、本コマンドの実行者の権限で削除します。そのため、誤ってシステムファイル等、削除するためにシステム管理者の権限が必要なファイルを指定した場合の環境破壊のリスクを考慮し、Interstage運用者での実行を推奨します。
本コマンドを投入してイニシエータを開始する場合、イニシエータの起動ユーザは本コマンド投入者となります。btfwaltinidefコマンドを使用したイニシエータの開始ユーザ名の設定(初期値はバッチセットアップ情報ファイルの設定)は、バッチ実行サービス開始時にのみ有効です。