単体ジョブは、複数のジョブステップで構成設計されたジョブの各ジョブステップを、単体テスト向けに最小の実行単位で切り出します。この切り出した単体ジョブのバッチジョブ定義は、ジョブの構成設計をもとに、バッチジョブ定義エディタで作成します。
単体ジョブのバッチジョブ定義の作成に関する、以下の項目について説明します。
設計からの変更点
ジョブの設計は、連続した複数のジョブステップで構成しています。この場合、ジョブステップ間でのデータの引継ぎに一時ファイルの割当てを行う設計になっている場合があります。しかし、一時ファイルはジョブ内だけで有効なファイルです。このため、ジョブステップを単体ジョブに切り出した場合には、単体テスト時の以下の目的のために、設計時の一時ファイルは、非一時ファイルに変更して設定します。
テスト結果の確認として、バッチアプリケーションの出力データの内容を確認する
後続のジョブステップの単体テスト時に使用する入力ファイルに流用する
開発環境
バッチジョブ定義は、バッチジョブ定義エディタで作成します。
生産物
バッチジョブ定義を作成すると、生産物としてバッチジョブ定義ファイルがWindows(R)上に生成されます。バッチジョブ定義ファイルは、バッチジョブ定義の変更や、バッチジョブ定義をバッチジョブ定義データベースへ登録する時の入力情報となります。
作成手順
バッチジョブ定義エディタで行う、バッチジョブ定義の作成手順については、“付録A バッチジョブ定義エディタ”を参照してください。