バッチアプリケーションとして実行できるアプリケーションのライブラリ構成を、以下に示します。
図は以下の形式で記載しています。アプリケーションの開発言語および動作OSにあわせて読み替えてください。
バッチアプリケーションのプログラムの詳細な記述はCOBOLアプリケーションの場合の例です。
COBOLアプリケーションの場合の例のため“COBOL実行基盤インタフェース”と記載しています。バッチアプリケーションがC言語の場合は“C言語実行基盤インタフェース”です。
ライブラリの拡張子を“so”(SolarisおよびLinuxの形式)で記載しています。Windows(R)の場合は、拡張子は“dll”です。
COBOL実行基盤インタフェースおよびC言語実行基盤インタフェースについては、“第6章 バッチアプリケーションのテスト環境への配備”で詳細を説明します。
1バッチアプリケーション/1ライブラリのパターン
1つバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。
パターン1 (1個のバッチアプリケーションだけで共用ライブラリを形成)
パターン2 (1個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)
パターン3 (1個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)
nバッチアプリケーション/1ライブラリのパターン
複数のバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。
パターン1 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリを形成)
パターン2 (複数個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)
パターン3 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)
ソースファイル内に書くバッチアプリケーションのプログラムの数は、1個から複数個です。
COBOL実行基盤インタフェースとバッチアプリケーションを別のライブラリにする以下のような形態は、サポートしていません。
1バッチアプリケーションの場合
nバッチアプリケーションの場合
バッチワークユニット内共用ライブラリ
バッチワークユニット内の複数のバッチアプリケーションから呼び出す共用のプログラムを別のライブラリ(以降、“バッチワークユニット内共用ライブラリ”と呼びます)にできます。バッチワークユニット内共用ライブラリのプログラムには、COBOL実行基盤インタフェースは不要です。
バッチワークユニット内共用ライブラリ内のプログラムの数は、1個から複数個です。