Interstage Application Server インストールガイド −Linux−
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目次

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4.2.1.2 カスタムインストールの場合
1) インストール機能の選択
“インストール機能の選択”画面で、インストールする機能をチェックします。
インストールする機能により、同時にインストールする必要のある機能(依存機能)がありますので、その場合、該当の依存機能を同時にインストールする必要があります。依存機能は、アイコンに赤いマークが表示されています。アイコンに赤いマークが表示されている機能のチェックボックスをはずさないでください。チェックをはずした場合、その機能に依存している機能が使用できない場合があります。
また、それぞれの設定内容について確認してください。機能を選択すると詳細な情報が右画面に表示されます。必要に応じて内容を変更してください。設定を完了したら、[次へ]をクリックしてください。

変更可能な内容は以下のとおりです。
- Interstage Application Server情報の設定
- インストール対象のホスト名 (1文字以上256文字以内で指定してください。)
- セキュリティモードの選択
- Interstage運用グループ名 (セキュリティモードの選択で[強化]を選択した場合のみ入力が有効になります。)
- 基本機能情報の設定
- Interstageサービスのポート番号 (1〜65535の範囲で指定してください。)
- Webサーバ情報の設定
- Interstage HTTP Serverのポート番号 (1〜65535の範囲で指定してください。)
- JDK/JRE情報の設定
- Interstage管理コンソール情報の設定
- Interstage管理コンソールのポート番号(1〜65535の範囲で指定してください。)
- SSL暗号化コミュニケーションの使用の有無
- メッセージマニュアルの使用の有無

- インストールディレクトリ、定義ファイルディレクトリ、テンポラリファイルディレクトリは変更できません。
- 上記項目で入力の誤りがあった場合、画面左上にエラーメッセージが出力されますので、エラーの内容を確認して修正してください。
- セキュリティモードの選択で[強化]を選択した場合、Interstage運用グループ名には、実際にシステム上に存在するグループ名を指定する必要があります。
- Interstage運用グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。
- ポート番号については、すでに使用されているポート番号を設定しないでください。
- 「SSL暗号化コミュニケーション」を使用しない設定にした場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、別途、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
- JDK/JRE 5.0とJDK/JRE 1.4で異なるJDK/JRE種別をインストールすることはできません。それぞれ異なる選択をした場合、JDK/JRE 5.0の選択が有効になります。
- ポータル機能を選択した場合、JDK/JREの選択でJREを選択することはできません。また、JREを選択した状態でポータル機能を選択することはできません。
- Red Hat Enterprise Linux AS v.4では、Interstageサービスのポート番号に/etc/servicesに"odserver"以外で登録されているポート番号を設定することはできません。また、Red Hat Enterprise Linux 5では、Interstageサービスのポート番号に/etc/servicesに"odserver"以外で登録されているポート番号を設定した場合、上書き設定されます。この場合、インストール実行直前に警告メッセージが表示されますので、該当するポート番号を上書き設定しても問題ないことを確認してからインストールを続行してください。
2) インストール内容の確認
“インストール内容の確認”画面で設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[次へ]をクリックしてください。インストールが開始されます。詳細は、“インストールの実行”を参照してください。


Red Hat Enterprise Linux 5では、Interstageサービスのポート番号として設定した値が/etc/servicesに“odserver"以外で登録されている場合、次の警告メッセージが表示されます。/etc/servicesの設定を上書きしても問題ない場合のみ[はい]をクリックしてインストールを続行してください。

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