Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第7部 シングル・サインオン運用編 | > 第23章 Interstage ディレクトリサービス運用コマンド |
irepadmin − リポジトリの高度な設定
(1) リポジトリのスタートアップの設定
irepadmin -R repository -startup type
(2) パスワード暗号化方式を暗号化しない設定に変更
irepadmin -R repository -plaintext
(3) リポジトリとRDBとの依存関係の設定(*)
irepadmin -R repository -setsvc name
(4) リポジトリとRDBとの依存関係の解除(*)
irepadmin -R repository -unsetsvc name
(5) スレーブサーバの環境設定(*)
irepadmin -R repository -readonly mode
(6) リポジトリの設定内容の表示
irepadmin -R repository -status
(7) リポジトリからRDBへの最大コネクション数の設定(*)
irepadmin -R repository -maxconn 最大コネクション数
(8) リポジトリの自動起動時にRDBの起動を待ち合わせるかどうかの設定(*)
irepadmin -R repository -rdbwait mode
(*)リポジトリのデータベースとしてRDBを使用するときにだけ有効です。
リポジトリの高度な設定を行います。以下の機能があります。
パスワード暗号化方式の変更とレプリケーション用のスレーブサーバの環境設定は、Interstage管理コンソールでリポジトリを作成後、最初にリポジトリを起動するまでの間だけ実施できます。いったんリポジトリを起動すると、パスワード暗号化方式の設定とレプリケーション用のスレーブサーバの環境設定を変更することはできません。
以下に、irepadminコマンドの引数を説明します。
情報を設定するリポジトリ名を指定します。
大文字、小文字は区別しません。半角英大文字を指定した場合も半角英小文字とみなします。
システム起動時にリポジトリを自動起動するかどうかを、以下のどちらかのパラメタでtypeに指定します。大文字小文字は区別しません。初期値は“Auto”です。
リポジトリのデータベースにRDBを使用する場合、RDBシステムの自動起動が設定されていることを確認してください。RDBシステムの自動起動については、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの運用・保守”-“リポジトリの起動・停止”を参照してください。
リポジトリのユーザパスワードを暗号化されていない状態で取り出す必要がある場合に指定します。通信経路上、パスワードは暗号化されていない状態でやり取りされます。SSLによる通信経路の暗号化を必ず実施してください。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンにインストールし、システム起動時にリポジトリを起動する場合に、リポジトリのサービスの起動前にRDBのサービスが起動するように依存関係を設定します。nameには以下を指定してください。
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用しているときにだけ指定できます。
依存関係の設定とデータベースの起動待ち合わせについては以下のようになります。
使用するDB |
依存関係の設定 |
起動待ち合わせ |
|
---|---|---|---|
DBをIDSと同じサーバにインストール |
DBをIDSと異なるサーバにインストール |
||
標準データベース |
自動設定 |
依存関係により待ち合わせを行う |
× |
Symfoware Server |
-setsvcオプションにより設定 |
待ち合わせしない |
|
Oracleデータベース |
× : 異なるサーバにインストール不可
IDS : Interstage ディレクトリサービス
-setsvcで依存関係を設定した内容を解除するときに使用します。nameには、-setsvcオプションのnameパラメタで指定した名前を指定してください。詳細は、-setsvcオプションを参照してください。
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用しているときにだけ指定できます。
リポジトリをレプリケーション運用時のスレーブとして利用する場合に、リポジトリを更新できないように設定します。以下のどちらかのパラメタでmodeに指定します。大文字小文字は区別しません。初期値は“off”です。
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用しているときにだけ指定できます。
リポジトリの設定内容を標準出力に出力します。
出力例)
startup : Auto
readonly : on
max-connection : 16
rdbwait : yes
startupの出力結果には、以下の3つがあります。
readonlyの出力結果には、以下の2つがあります。
rdbwaitの出力結果には、以下の2つがあります。
表示結果は使用しているOS、および使用するデータベースにより異なります。
OSとデータベース |
startup |
readonly |
maxconn |
rdbwait |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
|
- |
- |
- |
- |
使用できません。 |
|
- |
○ |
○ |
- |
|
|
○ |
- |
- |
- |
|
|
○ |
○ |
○ |
○ |
|
○: 設定内容を表示します。
リポジトリからRDBへの最大コネクション数を、4〜1024の範囲で指定します。初期値は“16”です。データベースを配置するサーバのCPU数×4の値を設定することを推奨します。
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用しているときにだけ指定できます。
システム起動時にリポジトリを自動起動するように設定した場合(-startupオプションに“Auto”を指定)、RDBのサービスの起動を待ち合わせるかどうかを設定します。以下のどちらかのパラメタをmodeに指定します。大文字小文字は区別しません。初期値は“no”です。
“yes”を指定した場合は、無制限に待ち合わせます。リポジトリがデータベースの起動を待ち合わせている状態で、クライアントからリポジトリへアクセスした場合、LDAP_UNAVAILABLE、またはLDAP_CONNECT_ERRORが復帰します。
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用しているときにだけ指定できます。
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