Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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2.6.4 業務システムの構築に必要な準備
業務サーバ管理者が業務システムを構築する際には、業務システム構築ファイルが必要です。
SSO管理者は業務システム構築ファイルを準備して、業務サーバ管理者に配布してください。
業務システム構築ファイルのダウンロード
業務システム構築ファイルのダウンロードは、リポジトリサーバ(更新系)を構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。Interstage管理コンソールで定義する項目の詳細についてはInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
- [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [業務システム構築ファイル]タブを選択します。
- 必要事項を入力してください。
業務システムがInterstage Portalworksと連携する場合は、[Interstage Portalworksとの連携]を“連携する”にし、認証が有効となる範囲をドメイン名で指定してください。
- Interstage Security Directorと連携する場合や、業務サーバと認証サーバ間を非SSL通信にして通信性能を向上させるシステム構成の場合は、業務システムが参照する認証サーバのURLが、認証基盤のURLと異なります。[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[認証サーバのURL]を指定してください。
業務サーバと認証サーバ間を非SSL通信にして通信性能を向上させるシステム構成、および業務システムが参照する認証サーバのURLについては、“業務システムが参照する認証サーバのURL”を参照してください。
- [ダウンロード]ボタンをクリックし、Webブラウザを起動しているマシンに業務システム構築ファイルをダウンロードしてください。
- 業務サーバ管理者に業務システム構築ファイルを配布した後に、業務システム構築ファイルを削除してください。
業務システム構築ファイルは、セキュリティ上重要なファイルであり、パスワードによって暗号化されています。パスワードは、第三者に漏洩しないように管理し、ダウンロードした情報ファイルとともに安全な手段で渡すようにしてください。また、配布する業務システム構築ファイルが正しいことを確認できるように、業務サーバ管理者と事前にパスワードの取り決めを行ってください。

- 業務システム構築ファイルを作成する際に[Interstage Portalworksとの連携]を“連携する”に設定した業務システム構築ファイルと、“連携しない”に設定した業務システム構築ファイルを、同一ドメイン内の業務システムで混在して使用することはできません。
- 業務システム構築ファイルはセキュリティ上重要なファイルです。業務サーバ管理者に業務システム構築ファイルを配布した後は、必ず削除してください。
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