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Interstage Job Workload Server V9.2.0 セットアップガイド

F.2.2 バッチサーバのセットアップ

バッチサーバでは、以下の作業を行います。

  1. ユーザの作成

  2. ファイルサーバへの接続確認

  3. バッチ実行基盤の運用を行うユーザの変更

  4. バッチ実行基盤の動作確認


4.1 バッチサーバ環境のセットアップ”および“4.2 バッチサーバ環境の設定”を実施し、バッチシステムの環境が作成できている状態で、本作業を実施してください。

F.2.2.1 ユーザの作成

バッチ実行基盤の運用を行うユーザを作成します。
F.1.2 ユーザ構成”で設計したユーザを作成します。
本作業はシステム管理者で行う必要があります。

Active Directory構成で運用しない場合

  1. 「コントロールパネル」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動します。

  2. 「コンピュータの管理(ローカル)」-「システムツール」-「ローカルユーザとグループ」-「ユーザ」を選択します。

  3. 右クリックによりメニューを表示し、「新しいユーザ」によりユーザを作成します。なお、必ずAdministratorsグループ権限を付与してください。


必ず、ファイルサーバで作成したユーザ名とパスワードが同一になるように設定してください。同一でない場合は、認証に失敗し、ファイルにアクセスすることができません。

Active Directory構成で運用する場合

F.2.1 ファイルサーバのセットアップ”でファイルアクセスを行うユーザとして作成しているため、作業はありません。

F.2.2.2 ファイルサーバへの接続確認

ファイルサーバへの接続ができることを確認します。

  1. バッチサーバに、作成したユーザ(ファイルアクセスを行うユーザ)でログインします。

  2. エクスプローラを使って、以下のUNC形式で指定したディレクトリにアクセスすることができることを確認します。

    \\マシン名\ディレクトリ名

    マシン名は以下の範囲で指定することが可能です。
    ・15バイト以内の半角英数字および半角ハイフン(“-”)


ディレクトリのアクセスに失敗する場合は、ユーザ名/パスワードに誤りがあるか、ネットワークに不備があります。
マシン設定を確認し、本手順により接続できることを確認してください。


バッチアプリケーションが使用するファイル資源はバッチジョブ定義にUNC形式で指定するため、必ず上記の形式で接続できることを確認してください。


バッチジョブ定義で指定するネットワーク上のディレクトリの形式は、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“バッチジョブ定義の指定項目”を参照してください。

F.2.2.3 バッチ実行基盤の運用を行うユーザの変更

以下の手順によりバッチ実行基盤の運用を行うユーザを変更します。
本作業は、システム管理者で行う必要があります。

Active Directory構成で運用しない場合

  1. 4.1.2 Interstageの停止”の手順に従って、Interstageを停止します。

  2. Transaction Directorサービスのログオンユーザを、“バッチ実行基盤の運用を行うユーザ”に変更します。
    「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動後、“TransactionDirector”を選択し、[ログオン]にバッチ実行基盤の運用を行うユーザ名とパスワードを設定します。

Active Directory構成で運用する場合

  1. 4.1.2 Interstageの停止”の手順に従って、Interstageを停止します。

  2. Transaction Directorサービスのログオンユーザを、“ファイルアクセスを行うユーザ”に変更します。
    「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動後、“TransactionDirector”を選択し、[ログオン]にファイルアクセスを行うユーザ名とパスワードを設定します。


Active Directory構成で運用する場合は、ユーザ名を“ドメイン名\ユーザ名”の形式で入力する必要があります。

F.2.2.4 バッチ実行基盤の動作確認

セットアップしたバッチサーバ環境が正常に稼働するか確認します。
第5章 バッチ実行基盤の動作確認”を行ってください。