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Interstage Job Workload Server V9.2.0 セットアップガイド

6.3 準備作業

準備作業には以下の2つがあります。

配備資材の準備

新規配備の場合

1つのバッチワークユニットに配備するすべてのバッチアプリケーションを明確にします。
以下の配備資材を準備します。

  • 配備するライブラリ(Linux/Solarisの場合は*.so、Windows(R)の場合は*.dll)
    (配備するバッチワークユニット内共用ライブラリも含みます。)

  • バッチアプリケーション単位のアプリケーションインタフェース定義ファイル (*_funcDef.xml)

  • バッチアプリケーション単位のアプリケーション呼出し定義ファイル (*_callHandler.xml)

再配備の場合

バッチアプリケーションの追加、更新、または削除をするためには、再配備を行います。
再配備時には、前回配備した時の配備元ディレクトリを使用します。
追加、更新、または削除の目的にあわせて以下の準備を行います。

  • 追加する場合
    追加するバッチアプリケーション、アプリケーションインタフェース定義ファイル、およびアプリケーション呼出し定義ファイルを準備してください。

  • 更新する場合
    更新するバッチアプリケーション、および必要に応じてアプリケーションインタフェース定義ファイル、アプリケーション呼出し定義ファイルの最新版を準備してください。

  • 削除する場合
    削除するバッチアプリケーション、アプリケーションインタフェース定義ファイル、およびアプリケーション呼出し定義ファイルを明確にしてください。

バッチアプリケーションの追加/削除、および主な変更内容ごとに、再配備するために準備するものを以下に示します。

バッチアプリケーションの追加/削除、主な変更内容

準備する物

バッチアプリケーション

アプリケーションインタフェース定義ファイル

アプリケーション呼出し定義ファイル

バッチアプリケーションの追加

バッチアプリケーションの入力パラメタの型/長さの変更

バッチアプリケーションの処理論理の変更(入力パラメタの変更なし)

×

×

バッチアプリケーションの削除

×

×

×

○:準備してください。
×:準備は不要です。

ジョブ実行環境の停止確認

配備先のバッチワークユニット、およびバッチ実行基盤が起動されている場合には配備先のジョブの実行環境が停止していることを確認してください。

バッチワークユニットが停止しているか確認するには、以下のコマンドで実施します。

islistwu -a


islistwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

islistwuコマンドの出力例を以下に示します。

               wuname                        kind       status
BTFW_FILEMGRWU                               CORBA      execute
BTFW_CFGWU                                   CORBA      execute
BTFW_EXECWU                                  CORBA      execute
BTFW_que001_INIWU                            CORBA      stop
BTFW_que001_RSTWU                            CORBA      stop
que001_CWU                                   ASYNC      stop

上記の表示内容のうち、対象のワークユニットの”status”が”stop”になっていることを確認してください。


バッチ実行基盤の稼働状態の確認手順については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチ実行基盤の稼働状態確認”を参照してください。

ジョブの実行環境、およびバッチワークユニットが停止していない場合には、停止してください。


ジョブの実行環境の停止、バッチワークユニットの停止については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“ジョブの実行環境単位の運用停止”を参照してください。