Interstage Application Server チューニングガイド
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付録A CORBAサービスの動作環境ファイル

A.4 nsconfig

概要

 nsconfigファイルは、ネーミングサービスの動作環境を設定するファイルです。

ファイル名

 /etc/opt/FJSVod/nsconfig

ファイル内情報

 nsconfigファイルでは、以下の形式で値を設定します。

形式:

 パラメタ名 = 設定値

 パラメタ名と設定値の間の文字列は、“ = ”(半角スペース+半角イコール+半角スペース)を設定します。
 半角のシャープ(#)を行の先頭に指定した場合は、その行はコメントとして扱われます。また、空行は解析時に無視されます。
 # コメント

記述例:

 file_sync = yes
 trace_level = update
 bl_how_many = 65536
 ogl_how_many = 256
 ext_intf = yes
 cn_userexception_log_use = yes
 cn_userexception_log_size = 2000000

パラメタ:

 設定値を変更することのできるパラメタを下表に示します。なお、指定が必須となるパラメタはありません。

パラメタ名

初期値

意味

指定範囲

file_sync

yes

ネーミングサービスのデータベースへの更新処理でファイルの同期書き込みを行うかを設定します。
 yes:ファイルの同期書き込みを行う。
 no:ファイルの同期書き込みを行わない。
初期創成などの大量データの更新時に、このパラメタをnoにすることにより処理を高速化することができます。ネーミングサービスの運用中には、信頼性を向上させるため、本パラメタはyesにしてください。

yes, no

trace_level

update

メソッド実行の自動トレースを採取するトレースレベルを指定します。
 update:更新ログだけを採取する。
 all:すべてのトレースを採取する。

update, all

bl_how_many

65536

NamingContext::list, BindingIterator::next_nで返されるバインディング数の最大値を指定します。

0〜65536

ext_intf

yes

ネーミングサービスの拡張機能を使用するかを指定します。
 yes:ネーミングサービスの拡張機能を使用する。
 no:ネーミングサービスの拡張機能を使用しない。
noを指定すると、ネーミングコンテキスト拡張インタフェース(NamingContextExtインタフェース)を使用することができません。V2.X以前のクライアントアプリケーションを動作させる場合は、noを指定する必要があります。

yes, no

cn_userexception_log_use

yes

ユーザ例外ログを採取するかを指定します。
 yes:ユーザ例外ログを採取する。
 no:ユーザ例外ログを採取しない。

yes, no

cn_userexception_log_size

2000000

ユーザ例外ログのファイルサイズを指定します。

1000〜2000000


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