Interstage Application Server チューニングガイド
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第7章 JDK/JREのチューニング> 7.5 チューニング方法

7.5.1 スタックのチューニング

 本節では、スタックのチューニング方法および、チューニングによる影響範囲を説明します。

■チューニング方法

 Java APIで生成したスレッドのスタックのサイズは、“-Xss”オプションで指定することができます。
 なお、スタックのデフォルトのサイズは、システムによって異なります。

■チューニングの影響範囲

 スタックのサイズを変更した場合の影響範囲を、次に示します。

  1. スタックのサイズを縮小した場合、スタックオーバーフローが発生することがあります。
  2. スタックのサイズを拡張した場合、その分ユーザ空間や仮想メモリが少なくなるため、Javaヒープやネイティブモジュールの動作に必要な領域を確保できず、メモリ不足になることがあります。

Windows Server(R) 2003 for Itanium-based Systemsでのスタックサイズ

 Windows Server(R) 2003 for Itanium-based Systemsでは、-Xssオプションで指定した値の2倍の大きさの領域が、Java APIで生成したスレッドへのスタックとして割り当てられます。
 詳細は、“基礎知識”の“スタック”内にある“Windows Server(R) 2003 for Itanium-based Systemsでのスタックサイズ”を参照してください。

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