Interstage Application Server チューニングガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 システムのチューニング> 5.1 Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源> 5.1.7 MessageQueueDirectorのシステム資源の設定

5.1.7.1 システムパラメタ

 MessageQueueDirectorが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。

システムパラメタの変更方法

 /etc/sysctl.confを編集し、パラメタ値を変更します。変更後は“sysctl -p /etc/sysctl.conf”を実行するか、システムをリブートしてください。

メッセージキュー

パラメタ

必要数

内容

kernel.msgmax

16384以上(設定値)

メッセージの最大サイズ

kernel.msgmnb

32768以上(設定値)

待ち行列上の最大バイト数

kernel.msgmni

9 × MQDのシステム数(加算値)

メッセージキューIDの数

共用メモリ

パラメタ

必要数(加算値/設定値)

内容

kernel.shmmax

134217728以上(設定値)

共用メモリセグメントの最大サイズ

kernel.shmmni

100 × MQDシステム数(加算値)

共用メモリIDの数

セマフォ

 セマフォの設定値は、各パラメタ値を以下の形式で指定します。

 kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメタ

必要数(加算値/設定値)

内容

para1

29(設定値)

セマフォIDごとの最大セマフォ数

para2

MQDシステム数 × 29(加算値)

システム全体のセマフォ数

para3

29(設定値)

セマフォコールごとの最大操作数

para4

MQDシステム数 × 256(加算値)

セマフォIDの数


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 20078 FUJITSU LIMITED