Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第1章 C言語インタフェース> 1.20 Smart Repositoryインタフェース> 1.20.14 コード変換インタフェース

1.20.14.1 ldap_conv_utf()

名前

 ldap_conv_utf

形式

 #include "idldap.h"
 int  ldap_conv_utf(
         char  *input,
         char  **output,
         int  in,
         int  out );

機能説明

 この関数は、以下の変換規則に従ってコード変換を行います。


 Unicode(UCS2)は、ビッグエンディアンとして処理します。


 Unicode(UCS2)は、リトルエンディアンとして処理します。

パラメタ

 input
 入力データのアドレスを指定します。
 output
 出力データのアドレスを設定するための、ポインタ変数のアドレスを指定します。
 in、out
 inには、入力データのコード種別を指定します。outには、出力データのコード種別を指定します。inパラメタとoutパラメタのどちらか一方は、UTF-8を指定する必要があります。
 コード変換の種類に応じて以下の値を指定します。

コード変換の種類

指定するパラメタ

in

out

Shift JIS → UTF-8 LDAP_CHARS_OPT_SJIS LDAP_CHARS_OPT_UTF8
ISO-8859-1 → UTF-8 LDAP_CHARS_OPT_88591 LDAP_CHARS_OPT_UTF8
Unicode(UCS2) → UTF-8 LDAP_CHARS_OPT_UCS2 LDAP_CHARS_OPT_UTF8
UTF-8 → Shift JIS LDAP_CHARS_OPT_UTF8 LDAP_CHARS_OPT_SJIS
UTF-8 → ISO-8859-1 LDAP_CHARS_OPT_UTF8 LDAP_CHARS_OPT_88591
UTF-8 → Unicode(UCS2) LDAP_CHARS_OPT_UTF8 LDAP_CHARS_OPT_UCS2
EUC → UTF-8
LDAP_CHARS_OPT_EUCJP LDAP_CHARS_OPT_UTF8
UTF-8 → EUC
LDAP_CHARS_OPT_UTF8 LDAP_CHARS_OPT_EUCJP

復帰値

 この関数は、復帰値として以下に示す値を返します。

 正常終了の場合には、outputパラメタで指定されたポインタ変数に、出力データのアドレスが設定されています。
 異常終了の場合には、outputパラメタで指定されたポインタ変数に、NULLが設定されています。エラーの詳細は、Solaris、Linuxではerrnoを参照してください。Windows(R)ではSystem Errorsを参照してください。Sytem ErrorsはGetLastError()で参照することができます。

System Errors

errno

意味

ERROR_INVALID_PARAMETER

EINVAL

パラメタの指定に誤りがあります。

ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY

ENOMEM

メモリ不足が発生しました。

ERROR_NO_UNICODE_TRANSLATION

EILSEQ

指定されたコードには不当な文字コードが含まれています。

ERROR_INSUFFICIENT_BUFFER

E2BIG

指定されたデータの形式が違います。

 −

ENOENT

ライブラリのロードに失敗しました。

注意事項


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