Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編) |
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第1章 C言語インタフェース | > 1.20 Smart Repositoryインタフェース |
関数名 |
関数の説明 |
---|---|
セションハンドルオプションの設定値を参照します。 |
|
セションハンドルオプションを設定します。 |
クライアントAPIライブラリでは、セションごとの動作環境を、セションハンドルオプションとして設定/参照することができます。
使用可能なセションハンドルオプションを、以下に示します。
オプションのタイプ |
オプションの値 |
optdataが示す領域の値 (値の意味) |
optdataの形式 |
|
---|---|---|---|---|
set |
get |
|||
LDAP_OPT_API_INFO |
0x00 |
APIのバージョン情報を参照します。 |
不可 |
LDAPAPIInfo *(注1) |
LDAP_OPT_DESC |
0x01 |
使用中のソケット識別子を参照します。本インタフェースは推奨されません。Bind処理前は-1が設定されています。 |
不可 |
int * |
LDAP_OPT_SIZELIMIT |
0x03 |
リポジトリサーバが送信する最大エントリ数です。LDAP_NO_LIMITは、最大エントリ数を制限しないことを意味します。初期値は、LDAP_NO_LIMITです。 |
int * |
int * |
LDAP_OPT_TIMELIMIT |
0x04 |
リポジトリサーバでの最大検索時間(秒単位)です。LDAP_NO_LIMITは、リポジトリサーバでの検索時間を制限しないことを意味します。初期値は、LDAP_NO_LIMITです。 |
int * |
int * |
LDAP_OPT_RESTART |
0x09 |
割込み発生時の継続動作です。以下の値があります。
|
void * |
int * |
LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION |
0x11 |
使用するLDAPプロトコルです。以下の値があります。
|
int * |
int * |
LDAP_OPT_HOST_NAME |
0x30 |
リポジトリサーバのホスト名です。ここで指定された名前が、デフォルトのホスト名となります。以下のどちらかの形式で指定/参照します。
なお、"ホスト名"の形式で指定しても、"ホスト名:ポート番号"で設定されます。 |
char * |
char ** |
LDAP_OPT_RESULT_CODE |
0x31 |
最新のLDAPエラー番号です。 |
int * |
int * |
LDAP_OPT_ERROR_NUMBER |
0x31 |
最新のLDAPエラー番号です。 このインタフェースは推奨されません。互換性の維持のために残されています。今後は、LDAP_OPT_RESULT_CODEを使用してください。 |
int * |
int * |
LDAP_OPT_ERROR_STRING |
0x32 |
最新のLDAPエラーメッセージのアドレスです。 |
char * |
char ** |
LDAP_OPT_CONNTIME |
0x50 |
connect時のタイムアウトまでの待ち時間です。指定された値がconnectにおけるサーバからの応答の最大待ち時間(秒単位)となります。
このインタフェースは推奨されません。互換性の維持のために残されています。今後は、LDAP_OPT_NETWORK_TIMEOUTを使用してください。 |
int * |
int * |
LDAP_OPT_NETWORK_TIMEOUT |
0x5005 |
connect時のタイムアウトまでの待ち時間です。指定された値がconnectにおけるサーバからの応答の最大待ち時間(秒単位)となります。
|
struct timeval * |
struct timeval ** |
LDAP_OPT_WSINIT |
0x51 |
Windows Sockets DLLの初期化、および終了処理の実施です。(注5)
|
int * |
int * |
set : ldap_set_option()
get : ldap_get_option()
注1)事前に、LDAPAPIInfo構造体のldapai_info_versionに、LDAP_API_INFO_VERSIONを設定してください。LDAPAPIInfo構造体のldapai_vendor_nameの領域をldap_memfree()を使用して解放する必要があります。
注2)クライアントからアクセスするDN(バインドDN)と、サーバ側の検索可能最大エントリ数、検索タイムアウト時間の設定値により、LDAP_OPT_SIZELIMITとLDAP_OPT_TIMELIMITの値が有効にならない場合があります。詳細は、“エントリの検索インタフェース”を参照してください。
注3)本オプションはLDAP_OPT_NETWORK_TIMEOUTと値を共有します。
注4)ldap_memfree()で領域を解放する必要があります。
注5)
LDAP C APIは、Windows Sockets DLL を利用してTCP/IPプロトコルで通信を行います。Windows Sockets DLLの初期化(WSAStartup())、および終了処理(WSACleanup())はLDAP C API内で行うため、ユーザアプリケーション側では初期化処理は必要ありません。
しかし、ユーザアプリケーション側でWindows Sockets DLLの初期化/終了処理を行う場合は、LDAP C API側で初期化/終了処理を実行しないように、セションハンドルオプションLDAP_OPT_WSINITを設定する必要があります。
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