Interstage Application Server トラブルシューティング集
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付録A Javaツール機能> A.4 スレッドダンプツール

A.4.5 解説

 Javaには、特殊な操作を行うことで、スレッドダンプ(全スレッドのスタックトレース)を出力する仕組みが組み込まれています。
 スレッドダンプを出力する操作は以下のとおりです。

 Windows(R)には、サービスとして動作するJavaプログラム(EJBやServletなど)や、Webブラウザ上で動作するJavaプログラム(アプレット)に対して、スレッドダンプを取得する方法がありません。スレッドダンプツールは、これらのプログラムでもスレッドダンプを取得できるようにしたものです。

 スレッドダンプには、Java VM上で動作するJava VM内部のスレッドや、Javaプログラムの各スレッドのスタックトレースが出力されます。スレッドダンプを解析することで、プログラム全体や、各スレッドの実行状況をある程度解析することができます。
 スレッドダンプの解析方法は、“チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”の“スレッドダンプ”を参照してください。

 スレッドダンプツールは、Java VMのスレッドダンプ出力に以下の機能を追加しています。


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