Interstage Application Server トラブルシューティング集

8.8.1 EJBアプリケーションの配備時の異常

配備が完了しない場合

　HomeインタフェースまたはRemoteインタフェースに宣言されているメソッドのthrows句に例外が多数ある場合、以下のIJServerタイプにEJBアプリケーションを配備すると、時間がかかり応答がない状態になります。

• EJBアプリケーションのみ運用
• WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用

　例外クラスの親クラスを作成し、throws句には親クラスのみ宣言するなどの修正を行い、throws句の例外の数を5以下にしてください。
　上記条件に該当し、配備が完了しない場合は、以下の操作を行ってください。

1. Interstage JMXサービスを停止してください。
2. 以下のディレクトリおよびその配下を削除してください。

   

   • C:\Interstage\J2EE\var\isdeploy\ebxxxx (xxxxは数字)
   • J2EE共通ディレクトリ\ijserver\<IJServer名>\apps\<配備モジュール名> (※)
   • J2EE共通ディレクトリ\deployment\ijserver\WU001\distribute\<配備モジュール名> (※)

   

   • /opt/FJSVj2ee/var/isdeploy/ebxxxx (xxxxは数字)
   • J2EE共通ディレクトリ/ijserver/<IJServer名>/apps/<配備モジュール名> (※)
   • J2EE共通ディレクトリ/deployment/ijserver/WU001/distribute/<配備モジュール名> (※)

   ※) 新規配備のみです。上書き配備の場合は削除しないでください。

3. Interstage JMXサービスを起動してください。
4. throws句を修正したアプリケーションを再度配備してください。

ejbinstallebコマンドに失敗する場合

　ejbinstallebコマンド（※）を使用して、EJBアプリケーションを上書きインストールし、コマンドでエラーが発生した場合は、すでにインストールされていたEJBアプリケーションはアンインストールされます。そのため、インストール後にカストマイズした以下の情報は、削除されますので、必要に応じて再度、EJBアプリケーションをインストールしてカストマイズを行ってください。

• EJBアプリケーション定義
• deployment descriptor
• CMFマッピング定義
• run-as security機能のセキュリティ情報

　ejbdefexportコマンドにより移出されたEnterprise Bean定義情報が存在する場合は、ejbdefimportコマンドでカストマイズした情報を復旧できます。

　※）ejbinstallebコマンド以外に、以下のツールを使用して上書き配備を行った場合にも同様です。

• J2EE Deoploymentツール(isdeploy)