Information Integratorでは、収集元システムからデータ収集で収集したファイルや、データベースのデータを、Information Integratorサーバ内に保持します。この保持する領域を「データボックス」と呼びます。
データボックスに格納されたデータは、次の処理に利用された時点で、「抽出済み」となり、一定期間経過したものから、自動で削除されます。(この期間は、指定可能です。)
図1.20 データ管理のイメージ
自動リカバリ
処理プロセスの実行中に、異常検出した場合、処理プロセスを再実行することで、業務をリカバリする必要がありますが、再実行を処理の途中で開始できるように、チェックポイントがあります。このチェックポイントを「リカバリポイント」と呼びます。
リカバリポイントとは、データ収集や、データ変換などの処理の完了時に、それぞれ処理結果を保持した状態を指します。
再実行を依頼された場合には、指定されたリカバリポイントまでの処理をスキップして、処理することで、効率的なリカバリができます。
図1.21 自動リカバリのイメージ