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Interstage Information IntegratorV10.0.0 システム設計ガイド

1.8.2 データ管理

Information Integratorでは、収集元システムからデータ収集で収集したファイルや、データベースのデータを、Information Integratorサーバ内に保持します。この保持する領域を「データボックス」と呼びます。

データボックスに格納されたデータは、次の処理に利用された時点で、「抽出済み」となり、一定期間経過したものから、自動で削除されます。(この期間は、指定可能です。)

図1.20 データ管理のイメージ

自動リカバリ

処理プロセスの実行中に、異常検出した場合、処理プロセスを再実行することで、業務をリカバリする必要がありますが、再実行を処理の途中で開始できるように、チェックポイントがあります。このチェックポイントを「リカバリポイント」と呼びます。

リカバリポイントとは、データ収集や、データ変換などの処理の完了時に、それぞれ処理結果を保持した状態を指します。

再実行を依頼された場合には、指定されたリカバリポイントまでの処理をスキップして、処理することで、効率的なリカバリができます。

図1.21 自動リカバリのイメージ