ここでは、システムに対するソフトウェア保守の流れを以下に示します。
1台の管理対象サーバにソフトウェア保守を適用し、動作確認完了後、他の管理対象サーバに適用します。
図11.1 クローニングを利用したソフトウェア保守の流れ
以下にそれぞれの手順について説明します。
保守モードの設定
ソフトウェア保守を行う管理対象サーバ1台の業務を停止したあと、RCコンソールのリソースツリーで、保守モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメニューで[保守モード]-[設定]を選択します。
保守モードについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録F 保守モード」を参照してください。
ソフトウェア保守適用
保守モードに設定した管理対象サーバに対して、パッチの適用、およびソフトウェアの追加や変更などのソフトウェア保守を行います。
動作確認
ソフトウェア保守を行ったあと、システムの動作を確認します。
クローニングマスタの採取
システムの動作確認後、クローニングマスタを採取します。
クローニングマスタの採取については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「8.2 採取」を参照してください。
保守モードの解除
採取後、ソフトウェア保守を行った管理対象サーバの保守モードを解除します。
RCコンソールのリソースツリーで、保守モードを解除するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメニューで[保守モード]-[解除]を選択します。
保守モードについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録F 保守モード」を参照してください。
クローニングマスタの配付
他の管理対象サーバのソフトウェア保守を行うために、手順4.で採取したクローニングマスタを配付します。
クローニングマスタの配付については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「8.3 配付」を参照してください。