以下の手順で構築します。
証明書/鍵管理環境の作成
管理ディレクトリの作成
秘密鍵管理環境の作成と設定
証明書/CRL管理環境の作成
秘密鍵の作成と証明書の取得
CSR(証明書取得申請書)の作成(同時に秘密鍵を作成)
証明書の発行依頼
証明書の取得
証明書とCRLの登録
認証局の証明書(発行局証明書)の登録
サイト証明書の登録
CRLの登録
以降で使用する各コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
SMEEの各コマンドは、以下のディレクトリに格納されています。
SMEE3の秘密鍵管理環境作成/設定コマンド(makeslot、maketoken)
Windows Server 2003 for Itanium-based Systemsではない場合
%ProgramFiles%\SecurecryptoLibraryR\PROGRAM\bin配下
Windows Server 2003 for Itanium-based Systemsの場合
%ProgramFiles%\SecurecryptoLibraryR64\PROGRAM\bin配下
上記以外
%CommonProgramFiles%\Fujitsu Shared\F3FSSMEE配下
SMEE3の秘密鍵管理環境作成/設定コマンド(makeslot、maketoken)
/opt/FJSVsclr/bin 配下
上記以外
/opt/FJSVsmee/bin 配下
SMEE3の秘密鍵管理環境作成/設定コマンド(makeslot、maketoken)
Linux for Intel64ではない場合
/opt/FJSVsclr/bin 配下
Linux for Intel64の場合
/opt/FJSVsclr64/bin 配下
上記以外
Linux for Intel64ではない場合
/opt/FJSVsmee/bin 配下
Linux for Intel64の場合
/opt/FJSVsmee64/bin 配下
CORBAサービスにおいて、一般ユーザ権限でSSL連携機能を使用するCORBAアプリケーションを実行する場合は、CORBAアプリケーションを実行するユーザ権限で手順1~3の操作を行ってください。管理者権限で証明書/鍵管理環境を作成すると、一般ユーザで環境をアクセスすることができないため、SSL連携機能を使用することができません。
一般ユーザ権限で証明書/鍵管理環境を作成すると、環境を構築したユーザ権限で環境へのアクセスを行うことができるためSSL連携機能を使用することが可能となります。但し、環境を構築したユーザ以外の一般ユーザは環境へのアクセスを行う権限が無いため、SSL連携機能を使用することができません。
複数の一般ユーザがSSL連携機能を使用する場合、証明書/鍵管理環境のアクセス権限を変更する必要があります。アクセス権限についての詳細は、“第14章 CORBAサービスでSSLを利用する方法”を参照してください。
Interstage HTTP Serverにおいてクライアント認証を行う場合、スーパユーザ権限以外のユーザが手順1~3の操作を行ってください(セキュリティ上の配慮によりWebサーバのプロセスをスーパユーザ権限以外で設定する必要があるため)。
また、このユーザ、グループをInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルに設定します。Interstage HTTP Serverの環境設定については、“Interstage HTTP Serverの環境設定”を参照してください。